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インド・ハリヤナ州農相、外国産雄牛の「不品行」を非難

The Telegraph 9月7日(水)11時26分配信

【記者:Rahul Bedi】
 インド北部ハリヤナ(Haryana)州のオム・プラカシュ・ダンカル(Om Prakash Dhankar)農相は、外国から同州に輸入されてきた雄牛の「不品行」を非難し、「手当たり次第の不貞」に走りがちだとこき下ろした。

 ヒンズー教至上主義のインド人民党(BJP)に所属するダンカル氏は先月30日、州議会で「外国の雄牛は地元産牛のような品性を持ち合わせておらず、よりどう猛で、バッファローを含めより多くの動物に乱暴している」と指摘した。

 さらに、「わが国の雄牛は雌の発情期にしか交尾しないが、輸入牛にそんな気遣いはない」と付け加えた。

 ハリヤナ州の2012年の牛の飼養頭数統計によると、同州の雄牛約46万頭のうち、10万頭ほどが輸入牛だった。

 ダンカル氏は、その多くが性衝動のままに「見境を失って」しまい、「バッファローにまで手を出す」と主張。「そのため、何千ものウシ科の雌にとって性的な脅威とならないよう、牛舎に入れる前に去勢する必要があった」と述べた。

 同氏は州議会に対し、優れた牛を産出することで有名な米アイオワ(Iowa)州の酪農当局に、ハリヤナ州が抱える雄牛問題について助言を求めたことも明らかにした。

 大学講師のニール・カマル・プリー(Neel Kamal Puri)氏は、「ダンカル氏の見解は極端で笑いを誘う一方で、特に農村部では共感も覚える人も多い」と話している。

 プリー氏によると、インド人の多くが、欧米の文化は保守的なインドに比べてより寛容であるがゆえに、人も動物も不道徳なのだと信じているという。

 ハリヤナ州ではこれまでに2万2000頭の雄牛が去勢されたが、活動家らはさらに多くの牛の去勢を求めて圧力を強めている。

 ハリヤナ州は放浪牛を保護するため牛の保護区域を設けようとしている。インドでは他にいくつかの州でも同様の動きがある。

 ヒンズー教徒が人口の8割を占めるインドでは、牛肉の消費は違法行為とみなされ、牛の解体も法律で禁じられている。ハリヤナ州は特に厳しく、牛肉を食べると最長で10年の禁錮刑、牛肉の所持が見つかっただけでも10万ルピー(約15万円)の罰金刑に処される。【翻訳編集】AFPBB News

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最終更新:9月7日(水)12時16分

The Telegraph

TEDカンファレンスのプレゼンテーション動画

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