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日本刀横領「被害者の会」が発足 損害賠償求め提訴の方針

福井新聞ONLINE 9月7日(水)8時2分配信

 日本刀の業務上横領容疑などで福井市の刀剣販売・修理業の男が逮捕された事件で、男とトラブルになっている福井県内外の刀剣愛好家らによる「被害者の会」が6日発足した。同日、損害賠償などを求める集団訴訟を福井地裁に起こす方針を確認、訴訟への参加希望者を募ることを決めた。

 逮捕されているのは刀剣類販売・修理会社「勝山剣光堂」代表取締役勝山智充被告(47)=同罪などで起訴済み。

 被害者の会メンバーは県内や関東、九州の4人。訴訟では刀剣の返還を求めるほか▽さびたり、ずさんな修理による刀剣の原状回復費用▽法外な請求に応じて支払った過払い金▽長期間のトラブルに対する慰謝料や、トラブルで来福するなどした交通費―などを算出して訴える方針。訴訟を担当する久田浩誌弁護士(京都)が被害状況を調査する。

 集団訴訟に参加意向の男性らによると、同被告は修理や鑑定、委託販売の依頼を受けて一時、刀を預かるとその後、音信不通に。依頼者が不安に思い電話すると、法外な迷惑料やキャンセル料を請求し、支払わなければ刀を返却しないと言われ、支払った人もいるという。

 男性らは「刀はひどい保管をされていたようだ。研ぎ代などがどうなるか心配」「泣き寝入りも大勢いると思う。ほかの被害者の救済につながれば」などと話している。県警福井署の捜査本部へは約80件の相談が寄せられているという。

 問い合わせは勝山剣光堂被害者の会事務局長の村内光晴さん。メールアドレスはmuraken@angel.ocn.ne.jp

最終更新:9月7日(水)12時51分

福井新聞ONLINE