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千歳リハビリテーション大学設置認可 来年4月の開学に向け準備着々

苫小牧民報 9月7日(水)16時37分配信

 文部科学省は8月31日、来年4月開学予定の北海道千歳リハビリテーション大学の設置を正式に認可した。母体となる専門学校の北海道千歳リハビリテーション学院は今年度を最後に学生の募集を停止しており、すでに大学移行に伴う増築工事も進行中。新大学の入学希望者を対象としたオープンキャンパスも開かれるなど、開学に向けた準備が着々と進んでいる。

 北海道千歳リハビリテーション学院は1995年に開学。理学療法士、作業療法士を養成する3年制の専門学校として、21年間で1600人を超える国家試験合格者を送り出してきた。

 3年間の短期集中教育で即戦力の人材を育成するのが同学院の特色だったが、高齢化社会の中で地域医療の担い手となる高度で幅広い教養を備えた人材を育成するため、4年制大学に移行し、教養科目を充実させる。

 新大学は健康科学部、リハビリテーション学科の1学部1学科で、学科内に理学療法学専攻(定員80人)と作業療法学専攻(定員30人)を設ける。設備は現在の校舎を改修、増設し、図書館や学生サロン、教員研究室などを増設部分に新設する。

 カリキュラムで最大の特色となるのは、4年間を通じて学ぶ科目「予防リハビリテーション」。授業の中で地域住民を対象とした健康増進教室を開き、参加者の健康維持や障害予防を支援する。

 1年次は基礎、2年次は実践、3年次は病院などでの臨床実習、4年次は健康増進教室参加者の予防プログラム立案・指導と段階的に学び、地域の健康づくりのエキスパートとして成長していく。

 2013年度に千歳リハビリテーション学院の学院長に就任して以来、大学移行の準備に取り組んできた伊藤俊一学院長は「ここまで来るのは大変だった。まずは専門学校の生徒をしっかりと送り出し、大学では既存にない予防リハビリという分野を特色として教育・研究の価値を高めていきたい」と意欲を語る。

最終更新:9月7日(水)16時37分

苫小牧民報