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高炉の薄板値上げ、流通に高値玉入荷。需要低迷、転嫁難航も

鉄鋼新聞 9月7日(水)6時0分配信

 国内高炉メーカー各社は薄板3品について大幅値上げを進めている。段階的に実施しており、コイルセンター(CC)など流通には徐々に値上げ玉が入荷し始めている。流通はメーカー値上げの価格転嫁を迫られているものの、需要低迷などを理由に市場の反応は鈍い。高炉メーカーとCC、流通の値上げに対する温度差はこれまでにないほど大きくなっている。

 ロールにタイト感のあるメーカーは値上げ姿勢を貫いているが、CCの唱え上げはまだ一部にとどまっている。
 値上げ転嫁のネックになるのは需要の低迷。メーカーにはロールタイト感がある一方、CCの出荷量はほとんど変化がない。
 また、薄板3品在庫は減っているものの、市中にタイト感も見られない。CCからは「唱えを上げると、他社に商売を奪われるのが怖い」との声が聞かれ、「マーケットを見て、安値を少しずつ是正していくのが精いっぱい」というのが現状だ。
 また、10月以降のトヨタ支給材価格が据え置きとなったことも弱気材料だ。CCからは「是が非でも値上げしてほしかった」との声が聞かれ、少なくとも部品メーカーなど自動車関連ユーザーへの値上げは困難になった。他産業分野向けへの波及効果も大きくなりそうだ。
 販価を上げづらい分野がある一方、市況性のある店売り定尺、建材薄板などでは値上げムードが徐々に台頭している。トヨタの支給材価格が据え置かれた自動車分野で値上げが難しくなる一方、価格が低迷していた分野などで値上げへの期待感が高まっている。一律に値上がりするような情勢にはなく、品種・用途別で異なった相場展開となりそうだ。
 このほか、今後の市場動向にとって輸入材の動向も焦点になる。米国のアンチダンピング提訴で韓国材などの日本への流入量が増える公算は大きくなっている。
 数量増の可能性に加えて、国内高炉メーカーの大幅値上げが進んでいくと、為替動向次第では輸入材との価格差が拡大しそうな情勢だ。

最終更新:9月7日(水)6時0分

鉄鋼新聞

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