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小池都知事、築地市場移転延期 新たな問題と課題

AbemaTIMES 9月7日(水)14時42分配信

小池百合子都知事は築地市場の豊洲への移転について延期を正式発表した。しかし延期による費用の増加や補償問題が発生する可能性もある。それだけではない。東京五輪の選手村と競技場をつなぐ主要道路(環状2号線)の建設は築地市場の跡地を通過する予定だった。この環状2号線の建設計画にも影響を及ぼす。移転延期という結論が新たな問題を発生させているのだ。

築地の市場関係者からは「意見を聞いてもらえて嬉しい」という声とともに、延期に対する不満の声もあがっている。

延期する理由として小池知事は「都民の皆様方、そして市場で働く皆様方にとってこの移転は本当に納得のいくものであるのかと考えたからだ」と述べた。その大きな要因が安全性の問題だ。土壌のベンゼンやフッ素などの濃度が高いことから11月の18日から始まる地下水モニタリングの回収調査の結果を受けて来年の1月中旬以降に改めて判断することになった。移転延期を受けて生じる問題として、一部の業者は豊洲の新店舗への引越しや内装工事、冷蔵庫の購入など既に契約済みであり数千万円を投入している業者もいるということで、多額の違約金やランニングコストの補償問題などが発生する恐れがある。

マグロ仲卸『鈴与』の生田與克さんは「移転が延期になり、2月とかになってしまうと雪が降っていることもあるため移転作業は困難になるとともに、東京オリンピック開催に伴い行われている環状2号線の工事との兼ね合いがうまくいかなくなるため早期移転を余儀なくされていた」と述べた。

東京都の試算では、移転先の豊洲市場の維持費というものが稼働していなくても1日あたり700万円かかり仮に3ヶ月延期となるとおよそ約6億円の財政負担の増加に繋がる。

東京五輪問題に加え築地移転問題と課題は山積みであり、小池都知事に注目が集まる一方だ。

最終更新:9月8日(木)14時28分

AbemaTIMES