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10月から「106万円の壁」が出現 サラリーマンの妻はココに注意

マネーの達人 9/7(水) 5:16配信

今、パートで働いている人には、主に

「103万円の壁」と「130万円の壁」

があります。

■「103万円の壁」と「130万円の壁」とは

「103万円の壁」とは妻の収入が103万円を超えると、夫が配偶者控除が使えなくなる壁。

「130万円の壁」とは、夫がサラリーマンだと、妻はパートをしても129万9999円までは夫の扶養に入れるのに、130万円になったとたんに夫の扶養から外れて、国民年金や国民健康(40歳以上は介護保険料も付加)の保険料約23万円を自分で支払わなくてはならなくなる社会保険料の壁。

10月からパートの働き方に「106万円の壁」が出現

そして10月から、「103万円の壁」と「130万円の壁の2つ壁の間に新しくできるのが、「106万円の壁」。

従業員501人以上の企業で働くパートは、

1. 勤務時間週20時間以上
2. 年収106万円以上(賃金が月に8万8000円以上)
3. 1年以上勤務

以上の条件で、会社の健康保険、厚生年金に加入しなくてはならないというものです。ただし、学生の場合には、条件は合致していても除外されます。

この年収106万円の中には、ボーナスなどの賞与や臨時で支払われる賃金、時間外労働、休日出勤の及び深夜手当、交通費、家族手当、皆勤手当などは含まれません。

負担が増える人、減る人。

今回の改正で、社会保険料の負担が増える人、減る人が出てくることが予想されます。

■サラリーマンの妻で年収130万円未満の場合

夫の扶養に入れるので国民年金や国民連行保険の社会保険料を払わなくてもよかったのですが、10月からは条件に該当する人は、106万円になると会社の社会保険に加入して厚生年金、健康保険の保険料を支払うことになります。

■サラリーマンの妻で月10万円の収入の場合

これまでは社会保険料負担は無かったのですが、10月からは40歳以上だと月約1万4000円を支払わなくてはなりません。

つまり、サラリーマンの妻で年収130万円以下の人は、負担が増えるということです。

■自営業者の妻やシングルマザーの場合

これらの方々は、今まで、自分で国民健康保険や国民年金を年間約23万円支払っていましたが、これが会社の厚生年金、健康保険になると、労使折半なので月約1万4000円の支払いでよくなります。年間にすると約17万円の支払いで、今より6万円ほど支払額が減るということ。

■メリットとデメリット

サラリーマンの妻も自営業者の妻も、国民年金から厚生年金になると、将来もらえる年金の額は少し増えます。

また、遺族年金、障害年金の保障も厚くなります。さらに、健康保険なら、病気になって休んでいる間は給料の3分の2の傷病手当金が支給されるといったメリットもあります。

自営業者の妻は、保険料が減って保障が厚くなるのですから、よいことばかり。ただ、サラリーマンの妻の場合には、家計が苦しくて働きに出ているという人もいることでしょう。そうした人の中には、月々約1万4000円も手取りが減るのは痛いという人もいることでしょう。

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最終更新:9/7(水) 5:16

マネーの達人