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ダチョウの卵で竜眼を開発

長崎新聞 9月7日(水)9時8分配信

 長崎県平戸市川内町でかまぼこの製造販売を営む宝亀かまぼこ店が、ダチョウの卵を使った竜眼(アルマド)を開発した。今月中旬から運用が始まる市公認ネットショップで販売を開始する予定で、同店の宝亀綾美さん(34)は「平戸の町おこしのきっかけにしたい」と意気込んでいる。

 川内町は町内に約20のかまぼこ店が密集する全国でも珍しい土地。1955年創業の宝亀かまぼこ店は、同町の名産品「川内かまぼこ」やすり身揚げのほか、同市ふるさと納税の特典向けにウチワエビのかまぼこも製造している。ダチョウの竜眼は同町の新たな名物を作ろうと、市内でダチョウの飼育に取り組む「オッ!ダチョウ村」と協力し、5月ごろから開発を進めてきた。

 竜眼は、平戸ではアルマドとも呼ばれ、通常、ニワトリの卵を魚のすり身で包んだものを揚げて作り、直径5センチ、重さ100グラムほど。ダチョウの卵を使った竜眼は直径約15センチで、重さは20倍の約2キロに及ぶ。「卵のゆで方や揚げ方などを試行錯誤してきた」そうで、通常の卵より濃い味が特徴の竜眼が完成した。

 竜眼は通常サイズの物と合わせ1万円で販売し、食紅でメッセージを入れるサービスも予定している。宝亀さんは「川内町のかまぼこ店には若い後継者が多く帰ってきており、商品開発などに積極的に取り組んでいる。自分たちも伝統の味を守りつつ、さまざまなことに挑戦していきたい」と話した。

長崎新聞社

最終更新:9月7日(水)9時8分

長崎新聞