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ブラジル・ルセフ大統領失職 現地の記者が語る「不人気の理由」

AbemaTIMES 9/7(水) 14:50配信

パラリンピックの開幕を控えるブラジルで、大統領が代わるという異例の事態が発生している。

国家の会計を不正に操作し、粉飾したなどとして弾劾裁判中のルセフ大統領だったが、議会の大多数が罷免に賛成し、大統領は失職した。弾劾裁判で大統領が罷免されるのはブラジルでは初めてのことであった。

ルセフ氏が失職したことで、大統領に就任したのは弾劾裁判中に大統領代行を務めていた副大統領のミシェル・テメル氏。2018年までの残りの任期を務めることとなった。

当然のことながらルセフ氏は猛反発。「これはクーデターだ」などと強い口調で議会を非難した。

ブラジル現地の声を聞くため、現地で記者をしている辻修平さんに話を聞いた。

辻さんによると、ブラジルはルセフ氏の失職に各地で大歓声があがり、その盛り上がりはオリンピックに比肩するほどであるらしい。

なぜそこまでルセフ元大統領に人気がなかったのかと尋ねると「経済が悪化していくのを解消できなかったところが大きい。インフレが続き、国民は日常品等の値段が日々上がっていくことが耐えられなくなった」と説明した。

続いて今のブラジルの一番の問題点を聞くと「経済が悪いこと。政治家の汚職が激しいこと。」と簡潔に答えてくれた。

また、テメル大統領の人気については「正直に言って人気はない。汚職だらけの政治家に人気者は少ない。」とコメント。

最後に、今のブラジルに明るい話題はないのだろうかと聞くと「やはりサッカーで優勝したことはブラジル国民の最後の希望になってくれた。」と答えた。

日本では史上最多数のメダル獲得と大いに盛り上がっていたが、現地の盛り上がりはオリンピックのわりにはまずまずであったらしい。やはりそこにはオリンピック中に大統領が代わるという異例の事態が少なくとも関係してあったに違いない。4年後に控える東京オリンピックではこのようなことがないことを祈りたい。

最終更新:9/7(水) 20:16

AbemaTIMES