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尻屋埼「恋する灯台」に 県内唯一の認定/青森・東通

デーリー東北新聞社 9月7日(水)13時0分配信

 最果ての白亜の灯台で愛や夢を語りませんか―。今年で点灯140年を迎える東通村の尻屋埼灯台と立地する同村が、「恋する灯台」「恋する灯台のまち」にそれぞれ認定された。灯台の強力な観光資源化、「恋愛の聖地」と位置付けての再価値化を目的とした、日本財団(東京)と日本ロマンチスト協会(長崎県雲仙市)の共同事業「恋する灯台プロジェクト」で選ばれたもので、青森県内では唯一。8日には、同協会の波房克典会長が東通村役場を訪れ、越善靖夫村長に認定証を贈る。
 プロジェクトは、地元が主体となって灯台を地域活性化に生かしてもらおうと、同協会のメンバーから選抜した“ロマンス宣教師”ら10人で構成する選考委員会が、8月上旬までに全国21灯台、東北では4灯台を「恋する灯台」に選んだ。
 選考に当たり、▽恋する気持ちを刺激するロケーションか(非日常感)▽たどり着くための道のりで恋心の高まりを感じられるか(到達感)▽心が開かれていく自由さと夢見る気持ちに広がりを感じられるか(創造感)―など6項目を基準に設けた。
 尻屋埼灯台は津軽海峡と太平洋の海流がぶつかる難所“道標”として、1876年10月に点灯を開始した。高さ32・82メートルで、レンガ造りの灯台としては日本一の高さを誇る。
 選考委員会は選定理由について「白亜の姿は美しく凛(りん)としたたたずまいを感じさせる。周辺に放牧されている『寒立馬(かんだちめ)』の愛らしい風景と共に、ロマンティックな安らぎを与えてくれる」と説明している。
 認定を受け、村内では今年秋に、「恋する灯台」を起点とした観光コースづくりのワークショップが開かれる予定だ。

デーリー東北新聞社

最終更新:9月7日(水)13時0分

デーリー東北新聞社