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個人型確定拠出年金へ伸ばす手に「待った!」

マネーの達人 9/7(水) 5:34配信

2017年1月より拡充されて、公務員や専業主婦でも加入できるようになった個人型確定拠出型年金制度。その桁違いな節税効果が喧伝され、早くも各証券会社の顧客争奪合戦が始まっています。

「こりゃあもう、やらなきゃ損!」と思っている人は多いのでしょうか?

しかし、きちんと理解せずに始めてしまうのは、何事であっても褒められたことではありません。今回は、30歳代専業主婦が感じる、この制度の怖さを指摘したいと思います。

まずは確定拠出年金のメリットを確認

この制度のリスクを指摘する前に、まずはこの制度のメリットを確認しましょう。「桁外れの節税効果」と書きましたが、それは次の3重の節税を意味しています。

・毎月の掛金が全額所得控除される。
・運用益が非課税
・受取時の控除額が大きい(一時金なら退職所得控除、年金なら公的年金等控除が受けられる)

アンパンマンもびっくりのトリプルパンチですね。この効果は大きい。他の節税制度と比べてみてもその差は歴然です。

・個人年金保険:年間8万円以上の保険料支払で4万円(上限)が所得控除。
・NISA:年間120万円までの投資について、運用益が非課税。

来年1月からは、公務員なら掛金上限月額1万2000円、専業主婦なら月額2万3000円までという条件のもと、利用できるということなのです。

確かにオイシイ話です。

よく言われているデメリット

オイシイ確定拠出年金ですが、盛んに言われているデメリットとは次のものです。

・投資信託などで運用するのだから、資産が目減りするリスクがある。

しかしこれ、私は大したリスクだとは感じません。そもそもスルガ銀行のように元本保証商品(定期預金)も選べるし、分散型投信なら長期積立運用すれば安定的に資産が殖えるでしょう。

何より多少資産が下落したところで、先ほど触れた節税効果が相殺します。それに、変動リスクをとらなきゃインフレリスクは回避できません。銀行預金など他の資産とバランスよく利用すれば、怖くないです。

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最終更新:9/7(水) 5:36

マネーの達人