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栽培漁業の拠点着工 18年4月開所予定、福島県が相馬中核工業団地に整備

福島民友新聞 9月7日(水)12時4分配信

 東日本大震災の津波で全壊した県水産種苗研究所と栽培漁業センター(大熊町)の後継施設として、県が相馬中核工業団地(相馬市、新地町)に整備する栽培漁業の拠点施設の安全祈願祭・起工式は6日、現地で行われ、関係者が無事故での完工を願った。開所予定は2018(平成30)年4月。

 県がヒラメなどの稚魚を育ててきた大熊町の施設は津波で全壊し、東京電力福島第1原発事故に伴い全町で避難指示が続く。新たな施設の名前は水産種苗研究・生産施設(仮称)で、約3万2千平方メートルの敷地に飼育棟など14棟を整備する。事業費約89億円のうち約67億円は国費を充てる。

 新たな施設では年間でヒラメ100万匹、アワビ100万個、アユ300万匹を育てられる。県によると、隣接する相馬共同火力発電新地発電所から海水を引き込むことで、質が高い稚魚、稚貝を自然環境よりも早く育成できる。  式典では内堀雅雄知事らがくわ入れなどで工事の無事を願った。

福島民友新聞

最終更新:9月7日(水)12時4分

福島民友新聞