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透析患者27人宮城へ 福島県相双地方の施設、新規患者受け入れられず

福島民友新聞 9月7日(水)12時10分配信

 震災、原発事故に伴う看護師不足の影響で相双の透析施設が新規の患者を受け入れられない状態が続き、相双の医療機関などから紹介を受けて宮城県岩沼市の透析施設を受診した透析患者が27人(7月15日時点)に上ることが6日、分かった。福島医大災害医療支援講座の小柴貴明教授が同日、福島市で開かれた第5回災害医療研究会で発表した。

 小柴教授は「大型台風など不測の事態が起きて岩沼市まで通院ができなくなった場合、週3回の透析をどうするか検討しておく必要がある。相双の腎臓病患者の実態の把握や、予防にも取り組むべきだ」と指摘している。

 相双には元々6カ所の透析施設があったが、原発事故で避難区域に含まれた2施設が閉鎖。現在4施設で約200人が透析を受けている。

 小柴教授によると相双で震災、原発事故以降、慢性腎臓病の数が増えたとの調査結果がある一方、4施設は看護師不足のため透析患者の受け入れ数を増やすことができず、2014(平成26)年11月からは4施設とも飽和状態となり新規の患者を受け入れることができなくなった。

福島民友新聞

最終更新:9月7日(水)12時10分

福島民友新聞