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25年の病床数21%減、福島県が推計値初公表 リハビリ病床大幅不足恐れ

福島民友新聞 9月7日(水)12時23分配信

 福島県は6日、団塊世代が75歳以上となる2025(平成37)年に必要な県内病院の病床数を、今年4月現在の1万9472床より約21%減の1万5397床とする推計値を初公表した。福島市で6日に開かれた県医療審議会保健医療計画調査部会で、地域医療構想の素案として示した。医療費抑制に向けた政府の病床削減方針にほぼ沿った形となるが、県は「病床削減の目標数値ではない」としている。

 全病床のうち、リハビリ機能を持つ回復期病床は5157床が必要と推計した。昨年7月時点では1683床しかなく、将来大幅に不足する公算。県は病棟改築に伴う改修費の補助を検討している。

 医療需要の推計に当たり県は、25年の入院患者は13年の1万2332人から716人増え、1万3048人になると見込む。入院患者が増える一方で必要な病床数が減少する試算となったことについて県は「現状では全ての病床が稼働しているわけではない」(地域医療課)とみており、今後は需要に見合った病床の配置が必要との考えを示す。

 一方、在宅診療の患者については13年の1万8847人から23%増の2万3176人と試算。大幅な増加が見込まれることから、県は医療機関や行政などが地域で患者を支援する「地域包括ケア」の構築に向けた対策を急ぐ。

福島民友新聞

最終更新:9月7日(水)12時23分

福島民友新聞