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道路橋338カ所を独自点検 NPO法人が横須賀市に報告

カナロコ by 神奈川新聞 9/7(水) 7:03配信

 NPO法人「まちづくり編集会議」(横須賀市日の出町、田中忠夫理事長)が6日、市の管理する道路橋338カ所を調査した報告書を市へ提出した。民間の土木技術者の視点で老朽化の現状などを伝えており、市は「市民の情報提供が維持管理に役立つことも多く、貴重な資料として受け止めたい」としている。

 同法人理事で橋りょうメーカー出身の松下重治さん(69)が、市の管理台帳を元に2014年10月から1年掛かりで市内を歩き、目視で確認した。約370ページの報告書には、各橋りょうの写真や所見などが添えられている。

 調査の過程で、松下さんは「橋と陸地の隙間が大きく開き、子供の足が入ってしまう」「橋の上に敷いてある鉄板がさびて穴があいている」などの情報を随時、市に報告してきた。改善された例もあるという。

 踏査した338カ所のうち、旧式とされる鉄筋コンクリート(RC)構造の橋が124カ所あり、市内では平作川以北に多く存在することも確認。橋名板が取り付けられていたのは141カ所で、設置率は41・7%にとどまった。併せて、通行止めを想定した迂回(うかい)路の有無なども確認した。

 同法人担当者は、行政の負担が大きい点検、パトロール事務を市民協働で進めるべきだとし、「橋名板を設置することで愛着が生まれる。住民が自分たちの橋だと思って点検や見守りに協力するようになれば」と話している。

最終更新:9/7(水) 7:03

カナロコ by 神奈川新聞