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セウォル号遺族、無期限ハンストを中断…野党が特別法改正「責任持って対処」

ハンギョレ新聞 9/7(水) 22:04配信

野党3党による「協力協議」の誓いでリレーハンストに転換 セヌリ党、改正案を案件調停委に付託し処理遅延作戦

 セウォル号沈没事故犠牲者の遺族たちがハンスト20日目の5日夜、無期限ハンスト座り込みを中断し、リレーハンストに転換した。ソウル市光化門(クァンファムン)広場を訪れた野党3党が「セウォル号問題に責任を持って対処していく」と約束したことによるものだ。4・16セウォル号惨事特別調査委員会(特調委)の活動期間の保障に向けたセウォル号特別法の改正と特別検事(特検)の導入が実現できるかが注目される。

 5日、ソウル市光化門広場で開かれたセウォル号犠牲者の追悼ミサで、4・16家族協議会のユ・ギョングン執行委員長は「共に民主党と国民の党が国会で特別法の改正と特検導入の議決、特調委の活動保障について、家族らと持続的に議論しながら方法を探ることを約束した」とし、先月17日から続けてきた「死生決断食」(決死の覚悟で行う断食)を中断した。無期限ハンスト座り込みの中断は、この日光化門広場を訪れた国民の党のパク・ジウォン院内代表と、先月31日に共に民主党のチュ・ミエ党代表が「セウォル号事件の解決方案のために努力する」と約束したことによるものだ。前日夜、呼吸困難と嘔吐の症状で、ハンスト中の遺族4人が病院に運ばれた状況も影響を及ぼしたものとみられる。ユ委員長は「(これまでの会合で)野党3党の意志をある程度確認した。正解ではないが正解へと向かう道を探ろうと思う」とハンストを中断した背景を説明した。

 しかし、セヌリ党の「遅延作戦」で特別法の改正はさらに難しくなった。セヌリ党の農林畜産食品海洋水産委員会所属の議員9人が、野党の発議した特別法改正案に対し、案件調停委員会への付託要求書を提出した。国会法上、常任委の在籍委員のうち3分の1以上が要求すれば、当該案件を調停委に付託し、90日間審議することになっている。事実上、改正案自体が常任委に90日間縛られるということだ。セヌリ党のチョン・ジンソク院内代表は「活動期間の延長は検討する価値もない」とし、改正案通過を決死阻止する構えだ。

 野党の態度もそれほど積極的ではない。これに先だって野党3党の院内代表は先月、真相究明のための船体調査活動を継続することで合意したが、調査期間や調査主体などさらなる議論は行われていない。特検導入の議決もまた、国会法制司法委員会の審査を経ずに国会本会議で議決することができると主張しているが、案件の上程すら試みなかった。市民社会団体らは6日、光化門広場で記者会見を開き、「秋夕(チュソク)を迎えて国会で変化の兆しが見られなければ、国会に行き今月中に特別法改正と特検導入を議決するまでその場を離れない」と話した。

キム・ミヨン、ソン・ギョンファ、イ・ギョンミ記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr)

最終更新:9/7(水) 22:04

ハンギョレ新聞