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サンゴ白化、沖縄県内全域に 離島・北部で顕著

沖縄タイムス 9月7日(水)12時25分配信

 海水温の上昇などに伴い、石西礁湖(石垣市、竹富町)や恩納村、糸満市など、沖縄県内のほぼ全域でサンゴの白化が進んでいる。国内の研究者やダイビング業者、NGO関係者で組織された「サンゴマップ実行委員会」が運営するウェブサイト「全国みんなでつくるサンゴマップ」に一覧が載っている。

 「サンゴマップ」は2008年に開設。国内のダイバーやシュノーケリング愛好家らが、全国各地で観察したサンゴの分布情報、白化情報、産卵情報を提供し、それをウェブ上で共有している。

 寄せられた白化情報のうち、「全体的に白化している」は、6日現在で本部町1地点、恩納村2地点、宮古島市5地点、石垣市10地点、竹富町(西表島、竹富島)3地点の計21地点。「部分的に白化」を含めると今帰仁村、読谷村、北谷町、浦添市、糸満市など県内のほぼ全域で観察されている。

 世界自然保護基金(WWF)サンゴ礁保護研究センターの鈴木倫太郎センター長は「例年にないほど多くの情報が寄せられている。白化の広がりは、台風の直撃がないことや、冬場に海水温が下がらなかったことなど、複合的要因があるのでは」と指摘。「緯度の高い高知県でも白化の情報が寄せられた。1998年の大規模白化に匹敵する規模になる恐れもある」と懸念した。

最終更新:9月7日(水)12時25分

沖縄タイムス