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「台風発生の条件そろう」 高水温続く沖縄近海、今後も続発か

沖縄タイムス 9/7(水) 10:05配信

 台風13号が6日、宮古島の北海上で発生した。専門家によると、先島諸島付近で台風が発生するのは2014年6月の台風6号以来2年ぶりで、先島諸島周辺海域では海水温が高い状態が続いているのが理由だ。専門家は「上空の風が弱いことも含め、先島諸島付近は台風発生の条件がそろっている」と、今後も発生の可能性があるとして警鐘を鳴らす。

 沖縄気象台によると6~8月の沖縄周辺海域の海水温は、東シナ海南部で28・8度、沖縄の南で30・1度を観測するなど、統計がある1982年以降最も高くなっている。

 気象台では今夏の沖縄地方は高気圧に覆われやすく、日照時間も平年比110%と多くなり、気温や海水温の高い状態が続いたと説明。今春に終息したエルニーニョ現象や、地球温暖化の影響を受けたことも原因としている。

 山田広幸琉球大学准教授(気象学)によると、先島諸島付近で台風が発生するのは数年に1度あり「珍しい現象ではない」とする一方、「先島諸島付近では海水温が高く、上空が湿っていることなど台風の発生に必要な条件ができている。台風は先島周辺で今後も発生し、被害をもたらす可能性もあり、十分な注意が必要だ」と呼び掛けた。

■台風13号接近で学校早めに下校 海・空の便も影響

 台風13号の接近を受け、県内では6日、学校や海と空の便に影響が出た。県教育庁によると本島内の一部の公立学校では同日午後、児童・生徒を早めに下校させるなどした。沖縄旅客船協会によると沖縄本島と離島を結ぶ便を中心に60便が欠航した。7日には「フェリーあけぼの」上り便の欠航が決まっている。空の便は計30便が欠航した。

最終更新:9/15(木) 12:55

沖縄タイムス