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やっぱり気を使う? 同居・近居で嫌なこととは

SUUMOジャーナル 9/7(水) 7:00配信

同居・近居に不満はつきもの!? 実際のところはどうなのでしょうか? 今回は、どちらかの親と同居・近居をしている600人に、住んでみて分かった「やっぱりここが不満!」と思うことをじっくり聞いてみました。今回の調査では、近居は「車・電車で30分以内の範囲に住んでいる」ことと定義しています。

■価値観の違いや子育てへの口出しなど、不満はさまざま

親世帯と同居・近居して困っていること、嫌なこと、これだけは勘弁……と思ったことを聞いてみたところ、一番多かったのは、なんと「特にない」48.5%。近くにいれば、嫌な面も見え、不満もたくさんあるのではと予想していた筆者にとって、かなり意外な結果でした。嫌なことが特にないとすると、満足度の高い住まい方といえます。

「特にない」と答えた人のコメントとしては、「お互いに心地よい距離感を保つようにしている(同居・51歳・女性)」や、「干渉してくる親ではないので、とても助かっている(近居・43歳・女性)」など。お互いに程よく距離を持ち、生活にあまり干渉しないことが、不満が出ない秘訣なのかもしれません。

2位は「価値観の違いによるストレス」21.5%。続いて「子どもの育て方に口出しをされる」21.2%、「なにかと気をつかってしまう」19.2%でした。

【画像1】約半数が「特にない」と回答。以下、「価値観の違いによるストレス」、「子どもの育て方に口出しをされる」と続く(SUUMOジャーナル編集部)

「価値観の違い」は、違う人間ですから仕方ないこととはいえ、毎日暮らすなかでのちょっとしたやり方や考え方が異なると、ストレスが少しづつ蓄積して、最終的に爆発……なんてことになりかねません。お互いに、なんとか折り合いをつける方法を見つけたいものです。

「子育てに口出しをされる」のも、ある意味、価値観の違いからくるものかもしれませんね。親世代とは勝手が違うこともありますし、一生懸命やっているところに口出しをされると「なによ!」と言いたくなるのも納得です。親もよかれと思って言っているはずなので、余計に面倒です。

「なにかと気をつかってしまう」のも、とても気持ちが分かります。「どこかに行ったらお土産を買わなくちゃ」とか、「何かをいただいたらお返しをしなきゃ」とか、遠方に住んでいればつかわなくてもいい気遣いをフル回転させなければいけません。近くに住むのも、なかなか大変です。

この結果を同居・近居別にみてみると、次のようになりました。

■同居
1位 特にない(32.3%)
2位 価値観の違いによるストレス(30.7%)
3位 子どもの育て方に口出しをされる(28.3%)
4位 なにかと気をつかってしまう(27.3%)
5位 友人を家に呼びづらい(21.7%)

■近居
1位 特にない(64.7%)
2位 子どもの育て方に口出しをされる(14.0%)
3位 価値観の違いによるストレス(12.3%)
4位 なにかと気をつかってしまう(11.0%)
5位 料理・洗濯・家事などに干渉される(6.7%)

1位は「特にない」で同じなのですが、近居のほうが同居よりも32.4ポイントも高い数値であり、近居のほうが同居に比べて不満が少ないことが分かります。

■「自分の考えをおしつけてくる」「干渉がひどい」などの不満が……

それぞれのコメントは以下のとおりです。

■価値観の違いによるストレス
・大切だと思うところが違うため、自分たちが当たり前と思っていることをしてもらえない(同居・28歳・男性)
・こうしたほうがいい、こうするべきだ、と自分の考えを押し付けてくる(近居・29歳・女性)
・世代別の価値観の違いが大きく、自分の思うようにいかなくてストレスを感じる(同居・32歳・女性)

■子どもの育て方に口出しをされる
・子どもが細すぎるとか、食べ物のこと、いつまで授乳するのなど、干渉がひどい(近居・37歳・女性)
・孫の悪い面だけが見えるようで、しつけがなってないと言われる(近居・40歳・女性)

■なにかと気をつかってしまう
・家に必ずいるので、食事をつくらないといけないのがたまにおっくうになる(同居・31歳・女性)
・夫の顔色をうかがってしまう(同居・40歳・女性)
・「よかれと思って」という、小さな親切大きなお世話が多い(近居・54歳・女性)

■生活時間帯の違い
・両親は朝が早いのでうるさく感じてしまう(同居・40歳・女性)
・年寄りの生活時間と、若い者の生活時間にズレがあるので、気をつかう(同居・58歳・女性)
・仕事が休みの日に朝ゆっくり寝たいと思っても、朝早くに訪ねてこられたり、食事の時間の融通が利かなかったりでストレスを感じた(近居・58歳・女性)

■料理・洗濯・家事などに干渉される
・洗濯の洗剤の種類まで口を出され、とても嫌だった(同居・49歳・女性)
・洗濯物の干し方や片付け方などの考え方が違うため、ちょっとしたことでも指摘しあってしまう(同居・52歳・女性)
・3食つくっていますが、味にインパクトがないと言われたり、夫が太ったりすると、食事の内容まで文句を言われます。クーラーの時間帯や、着るもの、髪型にまで意見を言われます(同居・59歳・女性)

■友人を家に呼びづらい
・自分の母が気軽に遊びに来にくくなった(同居・36歳・女性)
・子どもが幼稚園でお友達の家に呼ばれることはあっても、来てもらうことができない(同居・42歳・女性)
・子どもの友達が遊びにくると、『うるさい』と言われるので、気をつかって疲れる(同居・52歳・女性)

細かくみていくと、さまざまな不満があるようです。小さなことでも毎日積み重なるとつらいもの。ストレスもたまります。

総合的にみると、自分たちの生活に口を出されたり、干渉されたりすることにストレスを感じる人が多いように思います。不満が特にない人のコメントで「お互いに心地よい距離感を保つようにしている(同居・51歳・女性)」「干渉してくる親ではないので、とても助かっている(近居・43歳・女性)」とあったように、近くに住んでいるといえど、お互いにある程度の距離を保つことが、円満に暮らす上で重要なのかもしれません。

生活がスタートしてからでは、嫌なことがあったとしても、すぐに住まいを替えることはできません。お互いに関係性を悪くしないためにも、同居・近居を始める前に親世帯、子ども世帯が話し合い、生活する上でのルールをつくるなど、お互いに納得して生活をスタートしたいものですね!

●調査概要
[同居・近居に関する調査]より
・調査期間:2016年7月15日~7月19日
・調査方法:インターネット調査(ネオマーケティング)
・対象:親世帯と同居または近居(電車・車で30分以内の距離に居住)している全国の20歳以上60歳以下の男女(既婚、子どもあり)
・有効回答数:600名(男性271名、女性329名)

荒川文乃

最終更新:9/7(水) 11:43

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