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リーマン破綻後以来の借り手天国、ロンドン高級住宅地住まいが現実に

Bloomberg 9月7日(水)7時30分配信

スカーレット・グレーさんがロンドン中心部に賃貸住宅を探し始めた2年前、誰もが憧れる一等地の物件などめったに出ないと不動産業者に笑われたものだった。

それがこの夏は、オンラインでの物件探しをストップしなければならないほどだった。選択肢の多さに圧倒されたからだ。販売マネジャーのグレーさん(26)は「毎日、物件が増えていった。悪夢みたいだったけれど、いい意味での悪夢ね」と話した。

グレーさんのような借り手が今では優位だ。不動産ブローカーのナイト・フランクによると、ロンドン中心部では賃貸住宅の在庫が急増し、家賃は7月末までの1年間に3.6%下落。借り手にとってこんなに市場環境が素晴らしく見えるのは、2008年のリーマン・ブラザーズ・ホールディングスの破綻後以来だと、同社でロンドン住宅調査の責任者を務めるトム・ビル氏は述べた。

グレーさんはドアマン付きのビルの中に広くて明るいワンルームマンションを借りることができた。家賃は月々1930ポンド(約26万6000円)で、少し下がったところだったという。

物件があふれているのは、14年や16年の相次ぐ増税で買い手が引いてしまったため、売るつもりだった住宅所有者が賃貸に出したためだ。これに、英国民投票での欧州連合(EU)離脱支持で生じた不透明感が拍車を掛けた。ナイト・フランクによると、賃貸の優良物件数は4-6月に前年同期比で49%増え、これは6年ぶりの大幅拡大。ハイド・パークとリージェンツ・パークに囲まれた高級住宅地マリルボーンでは賃貸料が7月までの6カ月間に8.2%下がり、同社の統計上で過去最大の低下を記録した。

原題:Now’s the Time to Move Into a Central London Rental(抜粋)

Laura Wright

最終更新:9月7日(水)7時30分

Bloomberg

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