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債券上昇、オペ結果強めで超長期債中心に買い-日銀政策には不透明感

Bloomberg 9月7日(水)7時55分配信

債券相場は上昇。前日の米国債相場反発や円高進行に加えて、日本銀行が実施した長期国債買い入れオペが強い結果となったことを受けて、超長期ゾーンを中心に買いが優勢となった。

7日の長期国債先物市場で中心限月9月物は、前日比20銭高の151円38銭で取引を開始し、いったん151円30銭まで伸び悩んだ。午後に入ると、日銀買いオペ結果を受けて水準を切り上げ、一時は151円50銭まで上昇した。結局は30銭高の151円48銭と、この日の高値圏で引けた。

みずほ証券の辻宏樹マーケットアナリストは、「昨日の30年債入札が強い結果に終わったことで、超長期債利回り上昇に対する懸念が和らいだことから、スティープニングの反動が出ている」と話した。ただ、「ここから一本調子でフラット化が進むかというと、20年債入札を控えているほか、日銀決定会合を受けてイールドカーブがスティープニングするリスクもあり、可能性は小さい。30年債利回りは0.5%を目線にすでに0.4%前半に低下している」と述べた。

現物債市場で長期金利の指標となる新発10年物国債の344回債利回りは、日本相互証券が公表した前日午後3時時点の参照値より1ベーシスポイント(bp)低いマイナス0.035%で始まり、その後はマイナス0.06%まで下げた。新発5年物の128回債利回りは2bp低いマイナス0.175%を付けている。

超長期債が大幅高。新発20年物の157回債利回りは6bp低い0.35%、新発30年物の52回債利回りは8bp低い0.41%まで買われた。新発40年物の9回債利回りは6.5bp低い0.505%と1日以来の水準まで下げた。

パインブリッジ・インベストメンツ債券運用部の松川忠部長は、「円高進行で日銀の追加金融政策への思惑と、長期国債買い入れオペの結果が強かったことを受けて、午後に買いの勢いが出ている」と話した。「オペでは、昨日入札があった30年債を含む超長期ゾーンが思ったよりも札が入っていなかった。最終投資家から30年債利回りの0.5%台で買いが入ったとの見方を裏付ける結果となった」と説明した。

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最終更新:9月7日(水)15時36分

Bloomberg