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縮小する世界貿易で中国の存在感高まる-摩擦激化も

Bloomberg 9月7日(水)10時27分配信

縮小しつつある世界貿易の中で中国の存在感が高まっている。賃金上昇や労働人口減少、ベトナムやメキシコなどコスト安諸国との競争激化にもかかわらず、昨年の世界輸出で中国の占める割合は14.6%に上昇した。1980年から集計を開始した国際通貨基金(IMF)統計で最高の水準。2014年は12.9%だった。

AMPキャピタル・インベスターズの投資戦略責任者、シェーン・オリバー氏(シドニー在勤)は「中国が世界での競争力を失いつつあるとの話をここ数年耳にしてきたが、全くナンセンスだ。英国が欧州連合(EU)離脱を選択し、米国では大衆迎合的な保護主義を唱えるドナルド・トランプ氏が支持を集めている現状において、貿易摩擦が一段と高まりそうだ」と述べた。

調査会社アジアアナリティカのマネジングディレクター、ポーリン・ルーン氏(香港在勤)は、中国の杭州で5日閉幕した20カ国・地域(G20)首脳会議で「中国は鉄鋼輸出をめぐり厳しい批判を浴びた。中国が輸出した鉄鋼は世界中にあふれ、各国の怒りを買う貿易不均衡の象徴となっている」と話し、「保護主義が中国最大の懸念材料だ」と指摘した。

原題:China Export Machine Defying Gravity Grabs Global Market Share(抜粋)

Xiaoqing Pi, Kevin Hamlin

最終更新:9月7日(水)10時27分

Bloomberg