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英トランスファーワイズCEO「日本は重要な市場」-国際送金開始

Bloomberg 9月7日(水)10時47分配信

国際送金を手掛ける英トランスファーワイズは7日から日本でサービスを開始した。金融と情報技術(IT)を融合したフィンテックを駆使した安価な手数料を武器に、海外赴任する日本人などとの取引拡大を目指す。

来日中のターベット・ヒンリクスCEOはブルームバーグとのインタビューで、日本は「海外在留邦人131万人、在留外国人223万人を抱える重要な市場であり、シェア5%を取りたい」と業務拡大に意欲を見せた。日本法人の社員数を現在の3人から2017年中に10人に増員し、今後投資を積極化する考えも示した。

ヒンリクスCEOは、同社の16年3月末の収益は2790万ポンド(約38億円)と前年の約3倍に拡大したものの、先行投資などがかさみ1730万ポンド(約23億円)の赤字だったことを明らかにした。今年は日本やカナダ、ブラジル、中国のほか、ニュージーランドや香港でもサービスを開始する方針だ。

トランスファーワイズは日本で国際送金業務を開始するにあたり三菱東京UFJ銀行に口座を開設し、円の流動性を確保した。同社の説明によると、100万円を米国に送金する場合、手数料は主要な銀行の3分の1程度に抑えることができるという。

ヒンリクスCEOは無料通信サービスの「スカイプ」を経て2010年に同社を立ち上げた。現在は東京、ロンドン、ニューヨーク、シドニーなどに8拠点を抱え、38種類の通貨を取り扱う。同社のサービスを利用した世界での月間平均送金額は約8億ポンド(約1100億円)の規模に達する。

第3、4段落に収益状況や今後の海外展開などを追加しました.

Gareth Allan, Shingo Kawamoto

最終更新:9月7日(水)12時57分

Bloomberg