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ロンドンのシニアバンカーと英財務相が7日に会合-離脱プランを協議

Bloomberg 9月7日(水)12時23分配信

ハモンド英財務相は、ロンドンのシニアバンカーらと7日に意見交換を行う。欧州連合(EU)離脱が国民投票で選択された英国の今後について金融業界の見方を探り、政府の経済支援策立案に役立てる。

財務省が電子メールで配布した発表文によれば、ハモンド財務相は、銀行・保険業界の経営幹部で構成する欧州金融サービスチェアメン諮問委員会の複数のメンバーとの会合を主催する。英国のEU離脱に金融セクターとして一体的に対応する目的で組織された同委は、スペインのサンタンデール銀行の英国部門会長、シリティ・バデラ氏がトップを務める。同財務相は来月にも金融サービス業界の代表とさらに協議を重ねる。

世界の大手銀行の一部は、EU離脱交渉の正式開始に先立ち、金融機関の「パスポート制度」維持のためにEUと暫定合意を締結するようメイ英首相に圧力をかけている。ハモンド財務相は、EU離脱後の英国の立場をめぐるプランづくりに携わる過程で、シティー(ロンドンの金融街)の利益・権利を引き続き擁護していく財務省の立場を示し、金融機関の経営幹部らを安心させたい考えだ。

シティーに拠点を置く銀行がEU各国に自由に金融商品やサービスを提供できるパスポート制度が、英国のEU離脱交渉では極めて重要になる。スイス最大の銀行UBSグループのセルジオ・エルモッティ最高経営責任者(CEO)は日本経済新聞が6日伝えたインタビューで、最大1500人の行員をロンドンから欧州の他の場所に移す必要が出てくるかもしれないと発言。ロイズ保険組合(ロイズ・オブ・ロンドン)もその前日、EU単一市場へのアクセスが維持されない場合、ビジネスのロンドンからの一部移転を迫られる可能性があると説明した。

原題:Hammond to Discuss Brexit Plans in Talks With Top U.K. Bankers(抜粋)

Svenja O'Donnell

最終更新:9月7日(水)12時23分

Bloomberg