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中国で大流行のフェイスキニ 何でこんなデザインに? 発明者に直撃「実は第六世代、どんどん派手に…」

withnews 9月9日(金)7時0分配信

 中国で「顔のビキニ水着」フェイスキニ(face-kini)が大流行しています。日本でも最近、知られるようになりましたが、実は現在、第六世代。2005年の第一世代から進化をしてきました。そもそもなぜこんなアイテムを作ったのか?フェイスキニの生みの親、張式範さんに聞きました。

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2005年に第一世代が誕生

 「フェイスキニ」は、腕や足など全身を覆う水着とセットで生まれました。水着の方の名前は「水母衣」。水母は中国語でクラゲを意味します。つまり、元々はクラゲ対策で生まれたのです。

 2004年当時、張さんは水泳用品のお店を開いていました。

 「青島の海辺は多くの観光客でにぎわいますが、海にクラゲが多く、刺されてしまう人も少なくありませんでした」

 そこで思いついたのが、全身のカバーする水着でした。

 17歳の時、地元の服装工場で働いたことがあった張さん。その時、身につけたデザインの経験をいかし、開発に取り組みました。

 「ヒントをになったのは、お店にあった潜水服や潜水帽でした」と張さんは振り返ります。

 2005年、第一世代のフェイスキニと水母衣が生まれました。

京劇デザインが大人気

 最初のフェイスキニは、絵柄はなく地味な色で、ただの穴の開いたマスクだったそうです。一方、買った人からはデザインを求める声が多く、徐々に派手になっていきました。

 京劇の花旦(女形)などの絵を取り入れたところ、女性客の受けが非常によく、すぐ売り切れに。全身を覆う「水母衣」にも龍や鳳凰など中国伝統の絵柄を取り入れ「最高級」というイメージを演出しました。

 販売した当初、生産量は少なかったそうですが、日焼け対策として女性に人気商品に。今では、クラゲがいなくても、愛用する女性が多いそうです。

こだわりの生地

 現在、第六世代にまで進化したフェイスキニ。元々、フェイスキニと水母衣のデザインは別々でしたが、第五世代からはセットで売り出しました。京劇や伝統的なもの以外にも、スパイダーマンや孫悟空も取り入れています。

 デザインは進化していますが、変わらないものもあります。張さんがこだわっているのは素材です。

 サンプルは全部試着し、顔にフィットするかどうかをチェックしています。人間の顔、特に女性の顔は繊細な部分なので、できるだけ柔らかく通気性のよい材料を使っているそうです。

 フェイスキニは、ユニークなデザインが話題となり、ツイッターやフェイスブックなどで画像が拡散しています。張さんは「京劇や龍と鳳凰などの図案には中国の伝統文化を広げ、世界中の人に中国をもっと知ってほしいという気持ちを込めています」と話しています。

最終更新:9月9日(金)7時0分

withnews