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全中走り幅跳び優勝の町井、再び全国頂点目指す【函館市】

函館新聞電子版 9月8日(木)10時6分配信

8月に長野県で開かれた全日本中学校陸上競技大会(全中)の女子走り幅跳びを制した町井愛海(北斗浜分3年)。今後もいわて国体(10月7~11日、北上市)、神奈川県でのジュニアオリンピック(同28~30日、日産スタジアム)と全国大会が控えており、再び全国の頂点を狙う。また、全中では5位に終わった100メートルで再び全国の頂点に立つことや、将来のオリンピック出場も目標に据えている。

全中の女子走り幅跳びでは、4回目の試技が終わった時点で町井を含めた3人が5メートル78で並んだ。試技は6回、終了時に3人の記録が並んだままの場合は、それぞれの2番目の記録で順位が決まるが、町井の2回目は3人中3番目だった。優勝するためには抜け出すしかなかった。

 大会前に左ひざを負傷し、十分に事前練習が積めなかった。当日は「踏み切りで足を合わせることばかり考えていた」(町井)が、町井を指導する父・真吾さんや浜分中陸上部の大友貴代監督、大会に帯同した弟の大城君(浜分1年)の「もっとスピードを生かして」というアドバイスを受け、思い切り跳躍できた。町井は5回目の試技で自己記録まであと1センチと迫る5メートル87を跳びトップに躍り出て、そのまま優勝を決めた。

 前年王者として挑んだ100メートルでは、12秒18の5位に終わった。町井の走りの武器はスタートからトップスピードになる前半部分。全中では課題だった後半に失速してしまい「練習したことが出せなかった。自分の走りができなかった。中間から伸ばしていけるようにならないと」(町井)と課題克服を誓う。

 町井は100メートルを「一番好きな競技」と話す。小学3年生から陸上を始めて以来、浜分小6年時には全日本小学生陸上を制し、昨年も2年生ながら並み居る強豪を抑えて優勝するなど、主要な大会では常に先頭でゴールし続けてきた。「良い記録やタイムよりも一番になることがうれしい」。今回の敗戦は次に向けた大きなモチベーションとなっている。

 将来の目標はオリンピック出場。2020年の東京五輪は19歳で迎える。町井は「東京(出場は)はまだ早いかな」と笑うが、今夏のリオデジャネイロ五輪で男子100メートルに出場した桐生祥秀(東洋大)は現在20歳。また同オリンピックに出場し、現在女子100メートルの日本記録(11秒21)を持つ、福島千里(北海道ハイテクAC)も20歳で08年の北京オリンピックに出場しており、自国での五輪出場も決して不可能な目標や夢ではない。

 夢に向かい、まずは目の前の大会での全国制覇へ意欲を燃やす。「ジュニアオリンピックや国体で全力を出し切り、優勝したい」と力強く語った。

函館新聞電子版

最終更新:9月8日(木)10時6分

函館新聞電子版