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ウィル・スミス&福原かれんが語る『スーサイド・スクワッド』の魅力

ぴあ映画生活 9月8日(木)10時58分配信

『バットマン』や『スーパーマン』など数々のヒット作を発表しているDCコミックに登場する“悪党”たちがチームを組んで大暴れする新作映画『スーサイド・スクワッド』が今週末から公開になる。本作はアメリカなど、すでに公開されている国で大きな成功をおさめているが、数々の作品で“英雄”を演じてきたウィル・スミスと、日本人キャラクター“カタナ”を演じた福原かれんは、この成功をどう感じているのだろうか? 来日時に話を聞いた。

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映画は死刑や終身刑を宣告された悪役たちが、減刑と引き換えに、自殺に等しい任務を遂行する“スーサイド・スクワッド(自殺団)”を結成して戦いに挑むアクション大作。スミスは冷酷なスナイパー“デッド・ショット”を、福原は悲しい過去を背負った女サムライの“カタナ”を演じている。

人気キャラクターが揃うDCコミックだが、みんなから愛されるヒーローではなく、悪役が主人公で、『エンド・オブ・ウォッチ』や『フューリー』など生々しい描写で高評価を集めるデヴィッド・エアーが脚本と監督を務めるとあって、多くのファンは期待と不安が入り混じった気持ちで、本作の完成を待っていた。「子どもの頃にはあまりコミックを読んでいなかった」というスミスは、本作に参加して「ファンがすごく期待感を抱いていて、ワイルドになるぐらい熱狂していることは、すごく不思議な現象に見えた」と語る。「それに『スーサイド・スクワッド』の原作コミックは、超メジャーというわけでもないからさ」。しかし、公開された国々で映画は記録的なヒットに。福原は「最初から監督は『これは、ファンのためにつくる映画だ!』っておっしゃっていたので、こうしてファンの方に喜んでもらえて本当にうれしく思っています」と笑顔を見せる。

ちなみに、スミスもオファーが来た当初は「デヴィッド・エアーがコミックを原作にした映画をやるって聞いたときには、一体、どうなるんだ? って驚いた」という。「でも、監督はキャラクターとストーリーについて明確なヴィジョンを持っていた。彼の歪んだマインドがこの世界を生み出したんだ(笑)。このポスターを見てくれ。ジョーカーは金色の歯、ゴツいリング……ラップミュージックの世界観やストリート系のテイストをDCコミックスの世界に持ち込んでいるんだ。俺が演じたデッド・ショットだって、新しいものは一切なくて、洋服だって銃だってすべてが“使い古されて”いるだろ? ディアブロはメキシコ系のギャングの世界観を表現している……すべてが現実の世界に即したものになっているんだ」

それは“カタナ”も同様だ。「実は最初は首から足まである“つなぎ”のような衣装だったんですけど、グループ撮影の2日前に監督のこだわりで、現在のコスチュームになったんです。マスクと顔には斬られた痕があり、胸にはサラシをまいていて、ジャケットは暴走族からインスパイアされている……日本の文化がしっかりと入っているんです」(福原)

興味深いのは、多くの映画では主人公が葛藤を乗り越えて、成長して“よい人”になって映画が終わるが、本作の主人公は根っからの“悪党”のため、敵を倒そうが倒すまいが悪党のままで、誰からもホメられはしないことだ。「そうなんだ! それを理解するのがすごく大変だったよ。俺は普通のアメリカの映画ファンだから、映画のラストにはすべてがうまくいってハッピーエンドになるのが好きなんだけど、彼らはどんなすごいことをやっても、悪党だからホメられたりはしない。でも観客はそこを気に入ってくれたんだ! とてもうれしいことだよ!」(スミス)

『スーサイド・スクワッド』
9月10日(土)全国ロードショー

最終更新:9月8日(木)10時58分

ぴあ映画生活

TEDカンファレンスのプレゼンテーション動画

斬首動画が何百万回も再生されてしまう理由
昔は街の広場で、現代はYouTubeで。歴史を通じ、公開処刑には必ず人だかりがつきものでした。人が処刑というものを、恐ろしく不快に感じながらも、つい気になって見てしまうのはなぜか。フランシス・ラーソンが人間と公開処刑の歴史、中でも斬首刑に焦点を当てて解説したこのトークは、気分の良い内容ばかりではありませんが、同時に興味をそそること間違いないでしょう。