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EU離脱決定後の大型刺激策、英中銀総裁が擁護

ロイター 9月8日(木)0時36分配信

[ロンドン 7日 ロイター] - イングランド銀行(英中央銀行、BOE)のカーニー総裁は、欧州連合(EU)離脱決定後も景気は想定より底堅く推移しているが、中銀が打ち出した大型刺激策は正当との考えを表明した。

議員らに語った。EU離脱決定に伴う景気への影響は、先月時点の想定と比べて深刻度が若干低下したとの見方も示した。

英中銀は8月、政策金利を引き下げ、国債買い入れ枠を拡大するなどした。動きが積極的すぎたとの批判に対し、カーニー氏は政策決定に満足していると述べた。

経済成長ペースが国民投票前の半分程度に落ち、前四半期比で約0.3%増に相当する水準との認識を示した。英中銀は先月、7─9月期の成長率見通しを0.1%増としていた。

カーニー氏は、英中銀の政策措置が景気回復の一因との見方も示した。

カーニー氏は、離脱が決まれば景気減速や後退の可能性に直面すると指摘し、国民投票前後に離脱派の批判を集めていた。

EU離脱決定前に、国内経済に影響が及ぶ可能性を警告した件について、カーニー氏は「非常に落ち着いた」指摘をしたとの認識を示した。

カーニー氏はこのほか、議会財務委員会に提出した報告書のなかで、景気下支えに必要なあらゆる行動をとる用意が整っているとあらためて説明した。

またカンリフ副総裁は、中銀が先月想定した通りの景気動向となれば、年内の追加利下げ決定に賛成票を投じる考えを表明した。

最終更新:9月8日(木)2時57分

ロイター