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【W杯アジア最終予選】武田修宏氏が指摘する代表イレブンとハリル監督の“不穏な関係”

東スポWeb 9月8日(木)5時58分配信

 ハリルジャパンに不穏なムードが漂ってきた。ロシアW杯アジア最終予選タイ戦(6日、バンコク)に臨んだ日本代表は2―0で勝利し、待望の勝ち点3を挙げた。まずはホームでの初戦(1日)でUAEに敗れたショックやバヒド・ハリルホジッチ監督(64)の解任危機を払拭したが、このまま勝ち進んでいけるかどうかはわからない。本紙評論家の元日本代表FW武田修宏氏(49)は、イレブンと指揮官の関係に「変化」が起きていると指摘。チームの今後を不安視している。

 勝ち点3は良薬になったのだろうか。大事な初戦をホームで落としたハリルジャパンだが、国際サッカー連盟(FIFA)ランキング120位とB組で最弱国のタイを破って最終予選初勝利を挙げた。

 武田氏は「敵地で勝ったのはよかった。初戦の負けを反省した選手たちは攻め急がずにボールを回すなど工夫したし、サイドチェンジするなど幅を持っていた」と、初戦から修正したイレブンを褒めたたえた。一方でシュートを22本も打って2点だけと、再三のチャンスを決めきれないところは相変わらずで「ラストパスやシュートの精度が低過ぎる。冷静にやるべき」と注文も付けた。

 今後はイラク、サウジアラビア、オーストラリアとアジアの強豪国との対戦が控えている。ここからが本当の勝負で、ロシア行きの切符を手にするには本来のパフォーマンスを発揮しなければならないが、武田氏はこう分析する。

「タイとはかなり実力差があったので勝てたけど、相変わらず攻撃の形がない。ハリルホジッチ監督は引いた相手を崩すような練習をしていないんでしょう。クロスからの落としとか、連動性があれば5点は入った。このままで戦っていくのはきついだろうね。相手が強くなればパスも簡単には回せなくなる。チームを機能させる戦術がないから、この先もすんなりとは勝てないんじゃないかな」

 しかも、チーム内には不穏なムードが漂っていると見ている。「選手の目線でチームを見ると、代表初出場となったUAE戦でミスをした大島(僚太=23、川崎)は、監督が抜てきした選手なのにベンチ外にしたり、勝負強さが武器の岡崎(慎司=30、レスター)をスタメンから外したり…。それはどういうことなのっていう采配だよね。これじゃ、選手たちは監督に信頼感を持てないと思う」

 それは、日本代表の要となるキャプテンMF長谷部誠(32=Eフランクフルト)の行動にも表れているという。武田氏は「長谷部は試合中、明らかにハリルホジッチ監督の話を聞いていなかったでしょ。キャプテンがそうなったときは、チームがあまりうまくいっていない証し。そのうち不協和音が出てくるだろうね」と指摘する。

 実際、長谷部は試合前に、いつまでも初戦の敗戦ショックを振り払えない指揮官について「ようやく立ち直ったみたい」と皮肉を込めた発言をした。武田氏は「予選突破は簡単じゃない。仮に選手の力でW杯に出られても(1次リーグで敗退した)リオ五輪の二の舞いになる。ハリルホジッチ監督のままでは厳しい戦いが続くだろう」。ハリルジャパンの前途には暗雲が垂れ込めたままだ。

最終更新:9月8日(木)5時58分

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