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錦織が大番狂わせを起こしたマレー撃破理由を巡って全世界で賛否!

THE PAGE 9/8(木) 19:22配信

 テニスの全米オープン男子シングルスの準々決勝で、世界ランキング7位の錦織圭が、同ランク2位で優勝候補の最右翼だったアンディ・マレーを1-6、6-4、4-6、6-1、7-5で破り、準決勝進出を果たした試合は、世界に衝撃を与え、世界中のメディアはなぜアップセットか起こったかの分析、解説を始めた。

 多くのメディアがアップセットが起きた理由として取り上げたのは、この試合で起こった主に2つの出来事。一つは雨が降ってきたために屋根が閉まったことと、もう一つは音響システムが故障したために、試合中に繰り返し鐘のような音が鳴り響いたこと、そして、もうひとつ黄色い蝶がコートに侵入したため、ボールボーイらが追い払うのに苦労したことまで、アップセットが起きた理由のひとつに挙げられた。

 マレーの母国、英国のBBCスポーツは、「ウィンブルドンの覇者は雨で屋根が閉まってからリズムを失い、スタジアムの音響システムの故障が彼のブレイクポイントを阻止した時に冷静さを失った」とした。

 マレーは錦織に取られた第4セット途中、力強くバックハンドを打ち込んだが、その時に鐘のような音が鳴り響き、チェア・アンパイアからプレーのやり直しを命じられ、ポイントを得ることができなかった。
 マレーは、その前にも同じような音はあったがアンパイアから「音が鳴ってもそのままプレーを続ける」と指示があったと抗議したが、「その時の音は今のほど大きくなかった」と却下されたという。
 マレーが「冷静さを失った」というのは、その時のことだ。
 屋根が閉まったのは、第2セットの途中で雨が振り、試合が中断したタイミング。

 BBCスポーツは、「天気はすぐに良くなったのに、屋根を閉めたままだったことと音響システムの故障により、錦織の印象的なプレーとは対照的にマレーはリズムと平静さを失った」と、会場の状況がマレーの敗戦に響いたことを強調した。

一方、同じく英国のテレグラフ紙は、「あれらの出来事は確かにマレーがひどい敗戦を喫するきっかけとなった」としたが、「屋根が閉まり、15分の中断があったことは、能力のバランスを崩す原因になったかも知れないが、その間どちらの選手もコーチと話す時間があった。その時に錦織のコーチであるマイケル・チャンは彼をより盛り立てたようだ。錦織はその後、やれることをすべて試していた。マレーのセカンドサーブから綺麗なウィナーを打ち、素晴らしいドロップショットを使って驚きの作戦を立ててきた」と、中断中のコーチとのやり取りに差があったことを指摘した。

 ニューヨーク・タイムズ紙は、屋根が閉まったことについて、「屋根が閉まることによって湿気が多くなり風がなくなることから、多くの選手は状態を緩やかにしてしまうと信じている。一般的に屋根が閉まることによってサーブが弱くなるために、ビッグサーブをリターンしやすくなる」とし、「マレーは錦織よりもいいサーブをする。それだけにマレーは、屋根が閉まったことは大きな変化だったと思っている」と説明、「錦織は、マレーのサーブを9度ブレークし、そのうちの3つが最終セット。マレーは錦織のサーブを8度ブレークした」と追記。

 さらに「屋根の下でサーブするのは(屋根がない時とは)明らかに違う。僕はとてもいいサーブをしていたのに(屋根が閉まったあと)明らかにそうじゃなくなった。そのためにリターンしやすくなり、錦織はいいリターンを返してきた」と屋根を閉めたことを敗因理由とするマレーのコメントを紹介した。

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最終更新:9/8(木) 20:15

THE PAGE