ここから本文です

次は自分の番? 2位発進の森美穂が抱く“淡い期待”

ゴルフダイジェスト・オンライン(GDO) 9月8日(木)18時22分配信

◇国内女子メジャー第2戦◇日本女子プロゴルフ選手権大会コニカミノルタ杯 初日(8日)◇登別カントリー倶楽部(北海道)◇6750yd(パー72)

【画像】”松嶋菜々子”似? 森美穂のフォトギャラリー

ツアーでは自己ベストとなる2位発進。女子プロ日本一を決めるメジャー大会で初日に3アンダーをマークした森美穂は、「全然、予想していなかった」と目を丸くして微笑んだ。

スタート前の練習場。森の打つ球は本人の意図とは違い、「フェードとスライスの間くらい」と説明する、捉まらない、飛ばない球しか出なかったという。「調子が悪くて、不安があった。久しぶりに緊張した」という朝だったが、ティオフ前には決心していた。

「今日はこの球でいこう。どんなに汚い球でも、どんなに飛ばない球でも、とにかくフェアウェイに置いていこう」。

「自然にそう思えた」と森はいう。普段より狙い目を左にして、フェアウェイを外したのは連続ボギーとした5番、6番の2ホールだけ。それ以外は「ピンチもほとんどなかったし、リズム良く回れた」と、きらきら笑った。「ジャッジとマネジメントが大きかったです!」。

決して飛距離がある方ではない。今年の「ワールドレディス選手権サロンパス杯」で計測された全4回のティショットの平均飛距離は215.5yd。国内女子ツアー史上最長を誇る今大会のセッティングで、この日は第2打に「180ydちょっと」を打つ4Wを多用した。

森のキャディバッグには、1、3、4、7、9と5本のウッドが入っている。そのうち、4、7、9Wの3本は、高校生の頃から使い続けている2009年末発売のダンロップ・ゼクシオ6代目モデル。「今日はいつもより5~8yd飛んでなかったので、それを計算してプレーした」という微調整も手慣れた愛器ならではの精度だ。

アマチュア時代から注目された森だったが、プロテストに合格したのは5度目の挑戦となった昨年夏。2年前には1つ上の兄・博貴がプロテスト合格を果たし、今年は一番上の兄・雄貴が8度目の挑戦でプロライセンスを手に入れた。今年7月には仲の良い葭葉ルミがプロ初優勝を果たし、8月の「全国高等学校ゴルフ選手権」(通称“緑の甲子園”)では、母校・福井工大附属福井高が全国制覇。「私の周りも頑張っているし、次は自分の番が来るといいな」と心に秘めた思いはある。

それでも、「自分から追い掛けるのじゃなく、やることをやって、その時を待ちたい」と、森は鷹揚にかまえている。「最近はまっている」という釣りで、大魚を狙って竿を垂れる心境だ。(北海道登別市/今岡涼太)

最終更新:9月8日(木)19時45分

ゴルフダイジェスト・オンライン(GDO)