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【オーストラリア】2Qの豪GDP、3.3%増 公共投資拡大、4年で最大の伸び

NNA 9月8日(木)8時30分配信

 豪政府統計局(ABS)は7日、2016年第2四半期(4~6月)の国内総生産(GDP)成長率(季節調整値)が前期比で0.5%増、前年同期比で3.3%増だったと発表した。公共投資の拡大を背景に、前年同期比では4年間で最大の伸びとなった。オーストラリアは1991年以来25年間プラス成長を維持したことになり、これは先進国で2番目に長い。
 政府支出が前期比で1.9%増、公共投資が同15.5%増と、資源産業や輸出の減速を補てんしたことが背景にある。公共セクターは前期比と前年同期比のGDPの伸びにそれぞれ1ポイント、1.2ポイント貢献し、隠れた景気刺激策になっているという。一方、賃金上昇率の鈍化を受けて、家計支出は前期比0.4%増と、第1四半期(1~3月)の同0.8%増から減速し、3年間で最小の増加率となった。
 GDP成長率はトレンド値では前期比で0.7%増、前年同期比で3.1%増だった。産業別で前年同期比の伸びに最も貢献したのは鉱業で0.8ポイント。このほか、金融・保険が0.5ポイント、公共管理・保安が0.3ポイント、建設や卸売りが0.2ポイントとなった。一方、製造は0.2ポイント減。また、純輸出も0.2ポイント減と重しとなった。ただ、交易条件は前期比2.3%上昇と、2年半ぶりに改善した。
 キャピタル・エコノミクスは「第2四半期のGDPが資源ブームが終息する前の水準に改善したことで、少なくとも今後数カ月はオーストラリア連邦準備銀行(RBA)への追加利下げ圧力が緩和される」と話した。モリソン財務相は「政府のインフラ支出が国内経済と雇用成長計画の中核部分。家計消費の弱さを懸念しており、不動産市場を注視している」と述べた。

最終更新:9月8日(木)8時30分

NNA