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ノリノリTシャツのきっかけは「ベース投げ事件」

東スポWeb 9月8日(木)10時0分配信

【元番記者が明かす 鯉の裏話】通算2000安打を達成した新井貴浩の「あの新井さんが…」Tシャツや、鈴木誠也の「神ってる」Tシャツなど、個人記録や何か出来事があるとすぐにグッズにしてしまうノリの良さも最近のカープの特徴だが、その“発端”となったのは、2006年5月7日の中日戦で勃発した「ベース投げ事件」だ。

 就任1年目のマーティー・ブラウン監督が、先発右腕・ロマノが球審に暴言を吐いて退場となったことに猛抗議。旧広島市民球場の一塁ベースを引っこ抜いてライト方向にぶん投げた。ブラウン監督はもちろん退場だ。

 大きな話題となったこの「パフォーマンス」をネタにしたTシャツを後日作製し、選手や首脳陣が試合前の練習時に着用した。するとファンから「欲しい」との声が球団に殺到。何かイベントが起きるとグッズを製作・販売するという、現在のスタイルが生まれたきっかけとなったという。

 就任以来、斬新なプランや言動で話題を提供してくれ、非常にありがたい存在だったブラウン監督だったが、さすがにこの「ベース投げ」には度肝を抜かれた。その後も度重なる退場劇や、成功しない「内野5人シフト」、中日に対する「サイン盗み発言」など次々にネタを投入してくれたが、肝心のペナントレースでは早々に脱落。劇的な試合で勝ちまくる今年のカープとは違い、グラウンドの話題は黒田、新井のタイトル争いぐらいしかなく、連日2人を追いかけた。

 当時は「タイトルよりも優勝したい」と口を揃えていた黒田と新井が、現在もバリバリの戦力として揃って活躍していることは感慨深い。優勝の瞬間、2人がどんな言葉を発するのか楽しみだ。 (2005~06年担当・山田洋)

最終更新:9月8日(木)10時30分

東スポWeb

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