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中森明菜は復活、ベッキーは…芸こそが醜聞を吹き飛ばす

日刊ゲンダイDIGITAL 9月8日(木)9時26分配信

「復活」は最近の芸能界のキーワード。「ゴジラ」までスクリーンで復活すれば、往年のアイドル・河合奈保子(53)も昔のグラビアで蘇る。復活は求める人が多くいることが前提。中には「誰が求めているの」と首をかしげる人もいるが、中森明菜(51)の復活は多くのファンが待ち焦がれていた。

 免疫力低下など体調面を理由に一線から姿を消して7年。毎年のように「復活」話が独り歩きしていたが、“狼少年”に過ぎなかった。今年はどうやらホンモノ。年末に全国7都市でディナーショーを開くことが正式決定した。4万円を超える高額ながら、発売前から予約希望者がすでに殺到しているという。

「アイドル歌手を超えた」と評される歌唱力と人気を兼ね備えた明菜。一方で私生活は奔放だった。近藤真彦との悲恋に始まり、「キレると、近くにある灰皿でも投げる」など男と酒のエピソードは数知れない。一言でくくれば「わがまま」に集約される。「明菜が素直に聞くのは好きな人の言うことだけ」ともいわれるが、今は常に明菜のそばにいて公私にわたりサポートしている男性がいるだけに、まずは安心。後は、どれだけ歌唱力が戻っているかだろう。

 対照的に、一向に完全「復活」まで至っていないのがベッキー(32)。スカパーなどは復活したものの、地上波はいまだにゼロ。明菜のように「早く戻ってきて」という巷の声も少ない。テレビ関係者によれば、「ベッキーがいなくても困る番組はない。彼女自身が視聴率を稼ぐ数字を持っていたわけではなく、人気番組にたまたまベッキーが出ていただけに過ぎない」という。

 確かに、「ベッキーのファン」という人をあまり聞かない。明菜とベッキーの大きな差である。仮に明菜がベッキーのような不倫で騒がれても、明菜ファンに不倫など関係ない。聴きたいのは明菜の歌。歌手活動に支障は来さなかったはず。

 ベッキーはおしゃべり女性タレントのひとり。門戸は広いが旬は短い世界。あっという間に入れ替わるイス取りゲーム。芸能界は歌や芝居など確かな「芸」があって初めて生き残れる厳しい一面を持つ。「芸」はすべてのスキャンダルを吹き飛ばし、「復活」を可能にすることを明菜とベッキーの比較からも改めて思う。

(ジャーナリスト・二田一比古)

最終更新:9月8日(木)9時26分

日刊ゲンダイDIGITAL