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【BOX】山中、忍者ステップで“神の左”復活!V11へ16日モレノと1年ぶり再戦

スポーツ報知 9月8日(木)6時8分配信

◆プロボクシング ▽WBC世界バンタム級(53・5キロ以下)タイトルマッチ12回戦 山中慎介―アンセルモ・モレノ(9月16日、エディオンアリーナ大阪)

 WBC世界バンタム級王者・山中慎介が「原点回帰の左」と甲賀忍者ステップで、同級1位アンセルモ・モレノを返り討ちにする。11度目の防衛戦(報知新聞社後援)に向け7日、都内の帝拳ジムで練習を公開。辛勝だった昨年9月のV9戦の反省などから、自らの代名詞でもある左ストレートの復活を図ってきた。さらに“神の左”の土台にもなる足の動きも絶好調。進化を続ける山中がモレノとの完全決着を狙う。

 充実を感じさせる山中の表情だった。昨年9月のV9戦では、モレノからダウンを奪えないまま2―1の判定という辛勝。再戦では確実に仕留めるため「左の精度を上げてきた。前回よりも感覚がいい」と自信をのぞかせた。その言葉通りに、この日の2回のスパーリングでは、得意の左ストレートを連発して同門の8回戦選手、佐々木洵樹(25)を後退させた。

 1年前は、高い防御技術で知られ“亡霊”と恐れられるモレノに左が思うように届かなかった。大和心トレーナー(41)は「左ストレートが巻いていた。その分、相手に逃げられた」と分析。パンチの軌道を真っすぐに修正するべく、ミット打ちから意識づけしてきた。「伸びのあるストレートになるので、後ろにステップされても当たる」と大和トレーナー。KOの山を築いてきた“神の左”の強化に立ち返り、再戦に備えてきた。

 代名詞を打ち込む土台にもなる左足の蹴りも絶好調だ。世界戦前では自己最多となる140回のスパーをこなしてきた山中は「自分のボクシングは足から。その足の感覚がすごくいい」。左足親指付け根付近の裏部分の皮がむけるほど力強い蹴りができているという。足の動きがいい分、「踏み込みも強くなるし、距離も保てる。相手のパンチも見やすくなる」と手応え。山中の故郷、滋賀・湖南市は甲賀忍者ゆかりの地とされる。忍者ばりの華麗なステップワークで“亡霊”モレノに立ち向かう。「決着をつける自信はある」と力を込めた。(三須 慶太)

最終更新:9月9日(金)21時14分

スポーツ報知