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太陽電池も3Rで賢く使用、10年間の出力保証を付けたリユースモジュール

スマートジャパン 9月8日(木)11時10分配信

 太陽電池の普及は日本ではFIT(固定価格買取制度)開始以降、急速に増大した。一般的な太陽電池モジュールの寿命は20~30年といわれているが、環境省の試算では、太陽電池の廃棄物量の見込みは、2020年に約3000トン、2030年で約3万トンになるなど急増すると見られている。これに対し、最終処分場残余容量などを考えると太陽電池廃棄物の廃棄量を減らすことが求められている。これらの流れの中で注目を集めているのが、太陽電池廃棄物の3R(リデュース、リユース、リサイクル)である(図1)。

●リユース事業に注力するネクストエナジー

 これらの流れから太陽電池モジュールのリユース事業に力を入れているのが、ネクストエナジー・アンド・リソース(以下、ネクストエナジー)である。同社では2005年から「太陽光発電リサイクルセンター」を設置し、太陽電池モジュールのリユース事業を展開してきた。さらに、2016年9月5日には同事業のブランドとして「REBORN」を立ち上げるなど、取り組みを強化している(図2)。

 これらの流れの中で、さらにリユース太陽電池モジュールの10年保証も開始する。太陽電池の正確な寿命予測をするには、さまざまな信頼性試験データや観測データなどを利用した総合解析が必要となる。そのため、材料や製造工程が不明なリユースモジュールに長期間の保証を提供することは非常に困難とされてきた。

 ただ、同社では独自の新品モジュールの検査ノウハウや信頼性試験のノウハウを活用したリユースモジュールの検査手法を確立。2005年以来10年以上に渡って蓄積した3万枚以上の評価・検査データを利用した判定・選別により、リユースモジュールの10年間出力保証を提供できるようになったという(図3)。

 さらに、同社はリユースモジュール1枚1枚の属性情報を提供可能とするトレーサビリティ(追跡可能)システムなども採用している。また、2016年3月には、太陽電池モジュールのリユース・リサイクル事業を行う「アールツーソリューション」を4社共同出資で設立。リサイクル品を含めた中古太陽電池モジュール買い取りの一貫体制を構築している。

最終更新:9月8日(木)11時10分

スマートジャパン