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ソニー、銅ボディーの30万円ウォークマンや20万円ヘッドフォンなどを国内発売へ

アスキー 9月8日(木)13時0分配信

ドイツ・ベルリンで開催された「IFA 2016」にて注目を集めたソニーのフラッグシップオーディオ製品。最上級ウォークマンなどが10~11月に国内で発売される

 ソニーは9月8日、ドイツ・ベルリンで開催された「IFA 2016」にて発表したフラッグシップオーディオ製品「Signature」シリーズを国内でも発表。デジタルオーディオプレーヤー、ヘッドフォン、ヘッドフォンアンプを発売する。
 
11.2MHzのネイティブDSD再生が可能なウォークマン
 デジタルオーディオプレーヤー「ウォークマン」は、フラッグシップモデル「NW-WM1Z」「NW-WM1A」を10月29日発売予定だ。
 
 最上位モデルのNW-WM1Z(予想実売価格 30万円前後)は、ボディー素材に無酸素銅を採用し、さらに純金メッキ加工を施している。一方のNW-WM1A(予想実売価格 12万円前後)は、アルミニウムを採用する。また、WM1Zは内蔵メモリーが256GBで、WM1Aは128GBという違いがある。
 
 高音質パーツも若干異なる。NW-WM1Zは新開発の大型高音質抵抗を搭載し、アンプ―ヘッドフォンジャック間には4芯編みケーブルを採用。WM1Aはメルフ抵抗を採用し、ケーブルは編み込み仕様ではないもの素材は無酸素銅となっている。
 
 それ以外の仕様はほぼ一緒。両機種ともにオーディオ部と電源&デジタル部が分離するように基板レイアウトを変更。電源部は電気2重層キャパシタを採用したり、ケーブルを3本→5本にするなどでノイズの低減やスピード感の強化を図っている。
 
 アンプ部には開発に3年要したという高分子コンデンサーを搭載。ボーカルなどの伸びと透明感を向上しつつ、締まりのある低音域を実現している。
 
 このほか、新開発の低位相ノイズ水晶発振器を2つ(44.1kHz/48kHz)搭載。クロックの最適化を強化している。
 
 フルデジタルアンプの「S-Master HX」は従来のものから大きく進化。オーディオのバランス出力が可能になり、その際はDSD(11.2MHz)のネイティブ再生が行なえる。PCMは384kHz/32bitまで対応する。
 
 バランス接続時(4.4mmプラグ)は250mW×2、非バランス時(3.5mmプラグ)は60mW×2の高出力が可能で、高インピーダンスなヘッドフォンもヘッドフォンアンプなしでドライブできる。
 
 DSDの非ネイティブ再生時は、高音質化補正技術の「DSEE HX」が利用可能。その際に女性ボーカルや男性ボーカル、パーカッションなど曲の種類に合わせて適切な補正効果を選べるようになった。
 
 なお、両機種ともOSはAndroidではなく、独自のものを採用。microSDカードによるストレージ容量の追加が可能なほか、Bluetoothにも対応しており、同社の高音質コーデック「LDAC」による再生も行なえる。
 
70mmの大口径ドライバーを搭載する20万円超ヘッドフォン
 「MDR-Z1R」は同社フラッグシップとなるヘッドフォン。10月29日発売予定で、予想実売価格は21万5000円前後。
 
 120kHzの超高域再生が可能な密閉ダイナミック型ヘッドフォン。製品は1つ1つ手作業で組み立てられ、シリアルナンバーが刻印される。
 
 70mmという大口径ドライバーユニットを採用。振動版は中央部にマグネシウム、周辺部にアルミニウムコートが施されたLCP素材を組み合わせており、中央部は高剛性が高く、周辺部は柔軟さを備える。
 
 グリルは全体的な開口部が均一になるフィボナッチパターンを採用。直径70mmという同社製品の中では最大サイズのネオジウムマグネットを採用。総磁束を極限にまで高めたという。
 
 ハウジング部には通気性のある音響レジスターを内蔵。通気度を調整することで共鳴を限りなく排除し、微小音ももれなく再生する。
 
 イヤーパッドは立体縫製で、外側は羊皮、内部は低反発ウレタンフォームを採用する。ヘッドバンドはチタン製で、カバーには牛皮が採用されている。
 
 バランス接続に対応しており、バランス用のケーブルが付属。もちろん、アンバランス接続も可能でケーブルも付属する。
 
多くのバランス端子に対応するヘッドフォンアンプ
 11月発売予定の据え置き型ヘッドフォンアンプ「TA-ZH1ES」(税抜希望小売価格価格は27万8000円)は、デジタルとアナログを組み合わせた新開発の「D.A. Hybrid Amplifier Circuit」(D.A. ハイブリッドアンプ)が特徴。
 
 オーディオ信号をフルデジタルアンプの「S-Master HX」で処理しつつ、同時にアナログアンプにも入力してその誤差を検出。理想的な信号になるように補正を行なう。
 
 これにより、特に高いインピーダンスのヘッドフォンにおいてより忠実な音の再現が可能になる。
 
 オーディオフォーマットは、PCMは768kHz/32bit、DSDは22.4MHzまでに対応。また、PCM音源を11.2MHzのDSDに変換して再生する「DSD Remastering Engine」や、MP3などの音源をハイレゾ相当にアップスケーリングする「DSEE HX」を搭載。DSEE HXは384kHzのサンプリング周波数に対応するほか、音質について5種類のオーディオモードから選択できるようになった。
 
 多様な出力端子を備えるのも特徴だ。アンバランス出力は2系統(3.5mmと6.3mm)、バランス出力は3系統(3.5mm、4.4mm、XLR4)を備え、ほとんどのヘッドフォンを変換プラグなしで接続できる。
 
 さらに、アナログのプリアウトも搭載しており、スピーカーと接続してプリアンプのように利用することもできる。
 
 
文● ハシモト/ASCII編集部

最終更新:9月14日(水)16時50分

アスキー

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