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「天王柿」震災後初出荷 美里、県内で唯一の栽培

福島民報 9月8日(木)11時12分配信

 東京電力福島第一原発事故による風評で販路が閉ざされていた福島県会津美里町の天王柿(てんのうがき)が7日、東日本大震災後初めて出荷された。
 天王柿は、同町高田地域の農家約25戸でつくる「会津高田天王柿生産組合」が県内で唯一栽培している。
 町内の永井野選果場に約9トンが集められ、出荷先の京都行きのトラックに積まれた。町内上戸原の福田五郎さん(82)はいつでも出荷できるようにと震災後も手入れを欠かさなかった。「毎年収穫しても廃棄するのは忍びなかった。出荷できるようになり本当にうれしい」と笑顔を見せた。
 JA会津よつばによると、検査で放射性物質は未検出だった。作業は22日ごろまで続くという。
 天王柿は渋柿の一つで紙や布、木に塗って強固にさせたり、防水、防虫に使われたりする。他にも薬や化粧品の原料などさまざまな用途がある。

福島民報社

最終更新:9月8日(木)11時14分

福島民報