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“奇術師”ハリル監督ついに奥の手 若手大量起用も

東スポWeb 9月8日(木)16時34分配信

 ハリルジャパンがヤングサムライを大量抜てきする。日本代表はロシアW杯アジア最終予選タイ戦(6日、バンコク)でどうにか勝利を収めたものの、実力差のある相手に再三の好機を逃してわずか2得点の体たらく。深刻な決定力不足が改めて浮き彫りになった。バヒド・ハリルホジッチ監督(64)は攻撃陣の起爆剤とするべくさらなる若手の登用を推し進め、チームを再編する方針だ。

 ついに始まった最終予選。初戦のホーム・UAE戦(1日)ではわずか1得点で逆転負けを喫し、2戦目は国際サッカー連盟(FIFA)ランキング120位とグループ最弱のタイから2ゴールしか奪えなかった。10月にはイラク戦(6日、埼玉)とオーストラリア戦(11日、メルボルン)が待ち構えており、攻撃陣の再建が緊急課題となっている。

 その一つの答えが、若手の大量登用だ。ハリルホジッチ監督は結果が求められる最終予選でMF中村憲剛(35=川崎)らベテランをリストアップしながらも、実際に戦力として計算できる選手は「いない」との考え。「私は本当に若手を信頼している。W杯を見据えて若い選手を使っていくことが必要だ」との基本方針を貫く構えだ。実際、若手の抜てきに向けて行動を起こしている。代表選手とも親しく、公認資格を持つ選手代理人によると「若い選手を中心に、ハリルさんから『体と心の準備をしっかりしておくように』という話があった」。近々に招集する方針を通達しているのだ。

 そこで浮上するのはFW久保裕也(22=ヤングボーイズ)とFW南野拓実(21=ザルツブルク)の2人。久保は今季リーグ戦で2ゴールをマークし、8月3日の欧州チャンピオンズリーグ予選でもシャフタル・ドネツク(ウクライナ)から2得点と絶好調。南野も昨季リーグ戦10得点と成長し、今夏のリオ五輪でもナイジェリア戦でゴールを決めた。

 指揮官は「欧州の20人程度は常に追跡している」と語っており、10月シリーズで2人の招集を検討している。さらにコンディションが上向けば“ワンダーボーイ”ことFW宮市亮(23=ザンクトパウリ)やオランダに移籍したばかりのMF小林祐希(24=ヘーレンフェイン)らにも触手が伸びそうだ。

 大バクチにも映るが、これこそハリルホジッチ監督の真骨頂だ。アルジェリア代表を率いたブラジルW杯アフリカ予選では、佳境を迎えた2012年6月のマリ戦で痛恨の敗戦を喫するとメンバーの大幅変更を決断。次戦の13年3月のベナン戦ではスタメンを7人入れ替え、抜てきした当時21歳のFWサフィル・タイデル(24=ボローニャ)が決勝ゴールを挙げてW杯進出へ弾みをつけた。

“奇術師”の異名を持つ指揮官が、窮地でついに奥の手を披露するか。

最終更新:9月8日(木)18時30分

東スポWeb

TEDカンファレンスのプレゼンテーション動画

斬首動画が何百万回も再生されてしまう理由
昔は街の広場で、現代はYouTubeで。歴史を通じ、公開処刑には必ず人だかりがつきものでした。人が処刑というものを、恐ろしく不快に感じながらも、つい気になって見てしまうのはなぜか。フランシス・ラーソンが人間と公開処刑の歴史、中でも斬首刑に焦点を当てて解説したこのトークは、気分の良い内容ばかりではありませんが、同時に興味をそそること間違いないでしょう。