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保健を主要産業に 韓国が5カ年総合計画決定

聯合ニュース 9/8(木) 13:48配信

【ソウル聯合ニュース】韓国の医薬品や化粧品、医療機器などの保健産業が2020年には韓国経済の主要産業に成長し、100万人近い雇用を生み出すとともに、輸出規模は20兆ウォン(約1兆8600)に達すると見込まれる。韓国政府は8日の国家政策調整会議で確定した「保健産業総合発展戦略(2016~20年)」で、こうした見通しを示した。

 保健産業全般を見通す総合計画の策定は初めて。医薬品と医療機器、化粧品の生産額は昨年までの4年間で年平均6.6%、輸出額も同18.7%それぞれ伸び、保健産業の従事者も4年間で22.5%増加した。急速な成長を遂げていることから、関係官庁が合同で今後の発展に向けた総合計画をまとめた。

 韓国政府は世界市場のリードを目指し、世界に先駆ける製品の開発に向け支援を行う。国内で進められている医薬品の第3相臨床試験、研究開発(R&D)施設投資などに税制面で恩恵を与える方針だ。医療機器についても臨床試験費用への支援拡大と流通構造の改善を通じ発展を促進する。 

 これらの対策により、韓国メーカーのグローバル新薬を現在の三つから20年には17に、韓国製バイオ後続品(バイオシミラー)も五つ(15年時点)から10にそれぞれ増やす計画を示した。

 また、20年には韓国の化粧品生産額が昨年の2倍以上にあたる23兆ウォンに拡大し、韓国の化粧品メーカーのうち2社が世界トップ10入りを果たすと見込んだ。

 医療サービスでは、遺伝子や環境、生活習慣など個人の特性に合わせた最適な治療への取り組みを始める。これは次世代の医療サービスとして注目されており、韓国では国家戦略プロジェクトに選定されている。その基盤作りとして、遺伝子情報のデータベース化と医療ビッグデータ解析、支援機関が交流できるプラットフォーム開発などを進める。

 医療技術の海外進出も活性化する計画だ。昨年30万人だった外国人患者を20年には75万人に増やすという目標を掲げた。

 このほか、韓国の健康寿命を昨年の73歳から25年には76歳に延ばすことも総合計画に盛り込んだ。

最終更新:9/8(木) 13:48

聯合ニュース