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東大阪・若江岩田の和菓子店「白穂」が新装 工房を移転、飲食スペース新設 /大阪

みんなの経済新聞ネットワーク 9月8日(木)17時0分配信

 近鉄奈良線・若江岩田駅近くの菓匠庵「白穂(しらほ)」(東大阪市若江本町1、TEL 06-6723-2075)が9月10日、リニューアルオープンする。(東大阪経済新聞)

新商品「米粉と小豆のチーズスフレ」

 1981(昭和56)年に初代が創業した同店。1998年に初代が急死し、高校卒業後、東京で和菓子の修業を始めて間もない当時19歳の新澤(しんざわ)貴之さんが「修業期間は短かったが、どうせならやるだけやってみよう」と、2代目店主となり後を継いだ。その後は2001年の大阪菓子審議会年間賞「最優秀賞」を皮切りに数々の賞を受賞。2011年には、全国和菓子協会が優れた技術を持つ和菓子職人を認定する「選・和菓子職」の「優秀和菓子職」に認定された。

 こしあん、つぶあん、白あんなど、すべてを工房内で製造する同店では、「ひと口に十勝産の小豆といっても毎年同じ畑が良いとは限らない。米、梅、ゆず、くりなども毎年産地に出向いて食べて選んでいる」といい、より良い素材探しと手作りにこだわる。「機械で作ると安定していいものができるが、技術を売りにしたい。将来和菓子業界を担う若い人に技術を伝えたい」と、製菓専門学校などでの講師も務め後進の育成にも励む。

 定番商品は、先代から続く「若江城もなか」(1個173円)や、薄焼きのどらやきの皮を1枚ずつ焼き上げ、こしあんとつぶあんを合わせた「白穂焼」(1個140円)、上生菓子など。季節商品なども含め常時40~50アイテムをそろえる。現在の利用客は50~60代が多いが、最近は中学生同士の来店も増えてきた。「中高生にももっと気軽に来てもらいたい」と、リニューアルを機に新商品の洋風和菓子「米粉と小豆のチーズスフレ」(1個324円)などを開発し、販売員も20代から50代までそろえ、若い層にも対応できるようにした。

 2008年に移転した現在の店舗が手狭になり、地域の利用客から「飲食スペースの設置や和菓子教室をしてもらいたいと要望があった」ことから、同じ敷地内にあった工房を切り離し近くに移転。店舗面積を広くし、給茶機を置いて購入した商品を食べることができる飲食スペースを新設した。今後はイートインメニューも開発したいという。

 「店に厨房(ちゅうぼう)を残してあるので、将来はおすし屋さんのように目の前で作って提供するスタイルをしたい」と新澤さん。「失敗したら戻ればいい。手作り、地域、素材、人にこだわり、人がやっていないことをしていきたい」と意気込む。

 9月10日~12日の3日間は、1,000円以上の購入で赤飯を進呈(各日限定200パック)、1,000円購入ごとに500円の金券を進呈する特典を用意する。

 営業時間は9時~19時。火曜定休。

みんなの経済新聞ネットワーク

最終更新:9月8日(木)17時18分

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