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アングル:新型アップルウオッチ、フィットネス機能に特化

ロイター 9月8日(木)14時30分配信

[サンフランシスコ 7日 ロイター] - 米アップル<AAPL.O>は7日、腕時計型端末「アップルウオッチ」の新型モデル、「シリーズ2」を発表した。すべてのユーザーのすべてのニーズに応えようとした初代モデルの発売から2年が経過。同社はその間にマーケティング戦術を磨き、健康や運動に関心のある顧客に正面から向き合った製品を作り上げた。

新しい「シリーズ2」は全地球測位システム(GPS)搭載。防水タイプで水泳中も着用できる。9月16日から25カ国以上で入手可能になるとしている。価格は369ドルから。ナイキ<NKE.N>と提携した「アップルウオッチ・ナイキプラス」も発売する。

フィットネス機能への特化により、コアな利用者に対するアップルウオッチの訴求力は高まった。一方でアナリストらは、ニッチなデバイスとしての立ち位置も確立されたとみている。

ジャックドー・リサーチのアナリスト、ジャン・ドーソン氏は「問題なのは、フィットネス用デバイスを求める顧客層が限られていることだ」と指摘。「もっと多くの人に受けるようにするには、機能を拡張しなければならない」という。

ティム・クック最高経営責任者(CEO)が初めての新製品として公開した初代アップルウオッチが、大衆市場(マスマーケット)に受け入れられたとは言いがたい。調査会社IDCによると、新型モデルの発表を控えた第2・四半期の売り上げは160万個となり、1年前から半分以上減少した。

アップルは初代モデルについて、基本的にファッションアクセサリーだと説明していた。だが今回、米サンフランシスコで開催された新製品発表会での新型モデルに関するプレゼンは、人気スマホ向けゲーム「ポケモンGO」への対応以外は、ほぼフィットネス需要に特化した内容だった。

ソーシャルメディア上のフィットネスに関心のある人々は、新機能を歓迎。GPS搭載により、ランニング時にiPhone(アイフォーン)を持ち歩かなくても経路をトラッキングできるようになった点は特に喜ばれた。

それでもアップルウオッチはニッチな存在であり続けるだろうと、BGCパートナーズのアナリストであるコリン・ギリス氏はみる。「より興味深い製品にはなってきたが、アイフォーンの成長が鈍る中で、収支に意味のあるインパクトを与えられるとは思えない」という。

アップルは「ウオッチ」の売上高を公表していないが、サンフォード・バーンスタインのアナリストによると、今年は41億ドルと、2015年の27億ドルから増える見通しだ。

IDCのアナリスト、ライアン・リース氏は新モデルについて「段階的に大きく改善している」と評価。フィットネス意識の高い層にアピールできており、初代モデルの販売を上回ると予想した。ただ、スマートフォン(スマホ)との食い合いになるとの懸念も示した。

アップルがスマートウオッチをメインストリームに押し上げるためには、革新的なアプリも必要だ。ギリス氏は、それをポケモンGOに求めるのは無理だろうと指摘。「引き続きキラーアプリが待たれる」と語った。

最終更新:9月8日(木)18時34分

ロイター

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