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ドル/円方向感欠く、日銀副総裁講演では上下

ロイター 9月8日(木)15時43分配信

[東京 8日 ロイター] - 午後3時のドル/円は、前日ニューヨーク市場午後5時時点に比べ、わずかにドル安/円高の101.69/71円だった。朝方はドル買い戻しの流れで102円に接近する場面があったが、その後に101円半ばへと失速した。

午後には日銀の中曽宏副総裁の講演中に、やや上下動があったものの、講演後は再び手がかりを欠いた。

午後のドル/円は、中曽副総裁の講演中に一時101.41円に下落したが、その後は一時101.76円に持ち直しており、往って来い(いってこい)の展開となった。

講演を経て、引き続き手がかり難の状況は変わらないという。「ドルは目先は101円半ばから後半で方向感のない推移になるのではないか」(国内金融機関)との声が出ていた。

中曽副総裁は都内での講演で、9月20━21日の金融政策決定会合で予定している過去3年半の政策検証に関する論点について述べた。大規模金融緩和の結果「デフレではない状況」となったと成果を指摘する一方、マイナス金利導入後の利回り曲線(イールドカーブ)平たん化など副作用にも配慮し、今後緩和を強化する姿勢を強調した。

午前の取引では、朝方101.60─70円台で推移していたドルは、午前9時頃にかけて101.91円まで上昇した。日本の国内総生産(GDP)2次速報値や経常収支など指標発表後の上げとなったが、指標の内容が影響したものではないとみられている。

仲値公示を挟んで101.57円まで下押しされたが、101円半ばには相応に押し目買い意欲が観測され、ドルの下値は支えられた。

海外時間の欧州中央銀行(ECB)理事会は、金融政策を据え置く可能性が高いとみられている。市場では「追加緩和を期待する向きも少なからずいるので、現状維持となった場合はユーロ買い/ドル売りで反応しそうだ」(国内金融機関)との指摘が出ていた。

ドル/円<JPY=>  ユーロ/ドル<EUR=>  ユーロ/円<EURJPY=>

午後3時現在 101.69/71 1.1251/55 114.42/46

午前9時現在 101.83/85 1.1236/40 114.42/46

NY午後5時 101.74/76 1.1235/40 114.33/37

(為替マーケットチーム)

最終更新:9月8日(木)15時43分

ロイター