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手にして実感、さわって納得――iPhone 7/7 Plusは紛れもない「フルモデルチェンジ」だ

ITmedia Mobile 9月8日(木)18時18分配信

 9月7日(現地時間)、Appleが新型「iPhone 7」と「iPhone 7 Plus」を発表した。発表会場となったサンフランシスコのビル・グラハム・シビック・オーディトリウムには世界中から主要なジャーナリストが招待され、熱狂と興奮の中で期待の“新型iPhone”がお披露目されたのだ。

【ブラックはマットな仕上がり】

 周知の通り、日本は特にiPhoneのシェアが高く、スマートフォンユーザーの約半分がiPhoneユーザーという高い人気を誇っている。日本人の多くが注目する新型iPhoneはどのようなものか。ハンズオン会場から、ファーストインプレッションをお届けしたい。

●ジェットブラックは芸術の域に――見て実感する「美しさ」

 百聞は一見にしかず。このことわざを、今日ほど実感した日はそうないだろう。今度のiPhoneのすごさは、実機を一目見ただけで実感させられるからだ。

 パッと見てすぐに気付くのは、今回とくに力が入っているブラック系モデルの美しさだ。

 とりわけ新色のジェットブラックは、まるでスタインウェイかベーゼンドルファーのグランドピアノをほうふつとされる艶のある黒色だ。滑らかで鏡のように磨きあげられた漆黒のボディーには、いつまでもなでていたくなるようななまめかしさがある。その高級感と美しさはプロダクトデザインの枠を超えて、アートの域へと足を踏み入れている。これほどエレガントな黒をまとったスマートフォンを、筆者はこれまで見たことがない。

 一方、ブラックの方はというと、マット(つや消し)の仕上がりが金属の質感を際立たせており、こちらはプロダクトデザインの極みに達している。マットブラックは、マクラーレンやランボルギーニ、BMWなどが“一部の特別仕様車”にのみ設定するなど高級車の世界では有名な色だ。iPhone 7/7 Plusのマッドブラックも色合いや質感はそれらに近く、高級感とクールさが高いレベルで両立している。一言でいえば、“かっこいい”のだ。

 今回のiPhone 7/7 Plusは、このブラック系モデルのほかにも、おなじみのゴールドとシルバー、ローズゴールドの3色も用意されている。これらのデザインも確かに優れているのだが、iPhone 7/7 Plusの登場によって「スマートフォンデザインの水準が大きく引き上げられた」と実感したのは、ジェットブラックとブラックの2モデルにおいてである。この2つは、ぜひ店頭で実機を見て感動してほしいと思う。

 そしてもう1つ、目をみはる美しさが「ディスプレイ」だ。iPhone 7は4.7型(750×1334ピクセル)IPS液晶、iPhone 7 Plusは5.5型フルHD(1080×1920ピクセル)IPS液晶を搭載しているのだが、その表現力と描写力が「すばらしい」の一言に尽きる。iPad Proで培ったカラーマネジメント技術がiPhone 7/7 PlusのRetina HDディスプレイに採用されており、色域が広がって色の描写範囲が拡大したのはもちろん、色の再現性もiPad Pro並みに向上している。

 これらにより、iPhone 7/7 Plusのディスプレイは、6sシリーズまでと比較してもはっきりと分かるほど、ディスプレイの画質が向上しているのだ。かつて、Retinaディスプレイを見てしまうとそれ以前に戻れないと感じたのと同様に、iPhone 7と7 Plusのディスプレイ技術の向上は、“後戻りできない進化”である。


●一新されたオーディオ環境

 iPhone 7/7 Plusではオーディオ環境も一新された。大きなトピックスは2つ。内蔵スピーカーのステレオ化と、イヤフォン環境でのワイヤレス移行の推奨だ。

 まず内蔵スピーカーについてだが、これはもう実機で音を再生すればはっきり分かるほどクオリティーの高いものだ。これまでの内蔵スピーカーは、着信音や通知音を鳴らすのが目的であり、音楽を聴いたり、映画やゲームのサウンドを楽しんだりするものではなかった。

 しかしiPhone 7/7 Plusの内蔵スピーカーはステレオ化されただけでなく、再生できる音量も向上しており、十分にコンテンツの音が楽しめるものになっている。無論、よい音を楽しみたいのならイヤフォンやヘッドフォン、モバイルスピーカーなどを使った方がよいのは当然だが、YouTubeで見つけた動画を恋人や家族とカジュアルに楽しむ、といった用途ならば内蔵スピーカーでも用が足りる。こういった利用シーンは意外と多いので、今回のスピーカー機能の向上は地味だが実はメリットの多いものといえる。

 一方、イヤフォン環境についてだが、こちらは3.5φのイヤフォン端子廃止とLightningケーブルへの移行に批判的な意見も垣間見える。しかしそれは、AppleがiPhone 7/7 Plusと同時に発表した「AirPods」などワイヤレスオーディオのソリューションを使えば、あっさりと解決してしまう話だ。

 ハンズオンではAirPodsの実機に触れるだけでなく、その接続・設定や実際に音楽を聴いて試すことができたが、この便利さを味わったら、「別にイヤフォンマイク端子なんてなくてもいいや」とすぐに思ってしまう。

 筆者は以前からBluetoothのイヤフォンやヘッドフォンを愛用していたので、ワイヤレスの便利さは十分に分かっていたが、他方で初期設定や接続する機器の切り替えといった操作は面倒で分かりにくいと感じていた。一言でいえば、一般人向けとはいいがたい。しかし、AirPodsでは、iPhoneに近づければ自動的に認識・接続し、耳に装着すればAirPods側から音楽が流れ出す。これほど簡単にワイヤレスで音楽が楽しめるのなら、そちらの方がいいだろう。AirPodsはiPhone 7/7 Plusとセットで買いたいアイテムの筆頭といえる。

●進化したカメラ機能、Apple Pay対応など他にも大幅進化は盛りだくさん

 ハンズオンは限られた時間だったため詳しくは試せなかったが、今回のiPhone 7シリーズではカメラ機能も大幅に進化し、また日本市場に関してはApple PayでSuicaが使えるようになるなど、機能面での向上が著しい。どれもiPhone 6sシリーズ以前からiPhone 7シリーズに買い換える理由として十分なものであり、これまでフィーチャーフォンやAndroidスマートフォンを持っていたユーザーならばiPhoneを積極的に選びたくなる要素ばかりといえるだろう。

 今回のハンズオンで試せた時間は限られたものだったが、iPhone 7とiPhone 7 Plusが、“フルモデルチェンジ”として期待以上の内容であることは十二分に感じられた。日本の店頭に並び、多くの人が触れられる日がくることが今から楽しみである。

最終更新:9月8日(木)18時18分

ITmedia Mobile

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