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【巨人コラム・Gペン】何が何でも勝つのが絶対エース

スポーツ報知 9月9日(金)16時2分配信

 「13勝12敗」。2010年にシアトル・マリナーズのフェリックス・ヘルナンデス投手がマークした記録です。そして、この年、彼はア・リーグのサイ・ヤング賞(最優秀投手賞)に選出されました。

 味方チームの打線がなかなか機能せず、勝ち星の数は伸びなかったが、10年のヘルナンデスは、年間を通じて見事な投球を繰り返した。防御率と投球回数はリーグトップで奪三振数と完投数は2位。好投しても、好投しても勝ち運から見放されたが、シーズン終了後に、「打線の援護はなかったけれど、あんたが一番いいピッチャーでした」と多くの識者から認められ、サイ・ヤング賞獲得に至ったのでありました。

 今年の菅野は、まさに6年前のヘルナンデス状態ですよね。23回の先発をこなした時点で防御率、奪三振、完投数がリーグ1位。でも勝敗は「9勝6敗」とそこまで輝いてはいない。菅野が投げる試合に限って、なかなか打線が活発化せず、勝ち運から見放されるケースがあまりに多かった。メジャーに倣って、勝ち星の数だけで判断せず、「今年のNO1投手は菅野でしょ」とシーズン終了後に沢村賞を受賞することがあるかもしれない。

 でも、あえて僕は言いたい。本当のエースなら、どんなに運がなくとも、勝ち星を積み重ねていたはずだ。菅野が勝利投手の権利をつかみ切れなかったのは、やっぱりどこかで踏ん張り切れなかったシーンが少なくなかったからだと思うのです。流れや運になびくのは普通のエースであって、絶対エースはそうあってはならないと思うのです。

 「菅野は頑張っているのに、勝てなくてかわいそう」という論調を今シーズンはあまりにも耳にすることが多かったので、あえて逆説ってみました。若い人の言葉で表現すれば、多分、巨人はほぼポストシーズンに進出します。そこで好投するだけでなく、勝ち投手になってくれ、菅野。僕が野球を見て40年。菅野が歴代で一番いいピッチャーだと思うので。(レース部・淡路 哲雄)

最終更新:9月15日(木)23時58分

スポーツ報知

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TEDカンファレンスのプレゼンテーション動画

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昔は街の広場で、現代はYouTubeで。歴史を通じ、公開処刑には必ず人だかりがつきものでした。人が処刑というものを、恐ろしく不快に感じながらも、つい気になって見てしまうのはなぜか。フランシス・ラーソンが人間と公開処刑の歴史、中でも斬首刑に焦点を当てて解説したこのトークは、気分の良い内容ばかりではありませんが、同時に興味をそそること間違いないでしょう。