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福山雅治、供述調書で「懲役刑を」…自宅マンション侵入女初公判

スポーツ報知 9月9日(金)5時5分配信

 東京・渋谷区のマンションで、歌手で俳優の福山雅治(47)宅に侵入したとして、住居侵入罪に問われた同マンションの元コンシェルジュ・宮本万里子被告(48)の初公判が8日、東京地裁(佐々木一夫裁判官)で行われ、「間違いありません」と起訴内容を認めた。宮本被告と鉢合わせした福山の妻で女優の吹石一恵(33)が逃げた被告を追いかけるなど、緊迫した状況が明らかになった。検察側は懲役1年を求刑、弁護側は執行猶予を求めて即日結審した。判決は28日。

 宮本被告は白い長袖シャツに黒いパンツ姿で、茶髪のショートヘアに赤い口紅などバッチリメイク。「福山さん夫妻にご迷惑をかけてしまい、申し訳ありませんでした」と涙ながらに謝罪した。

 起訴状によると、福山が住むマンションの管理、住人の世話をするコンシェルジュをしていた宮本被告は5月6日の勤務後に帰宅し、サングラス、帽子、手袋で変装。再びマンションに戻り、午後8時23分頃、コンシェルジュのカウンター下の金庫に保管していた合鍵を使い、夫妻の留守を狙って福山宅に侵入した。

 キッチンのテーブル付近にいた宮本被告は、約3分後に帰宅した吹石と鉢合わせ。「すいません、違いますから」と吹石の隣を通り抜けて玄関から外に出た。エレベーターを待つ間、後ろから追いかけた吹石が「どなたですか?」と問いかけたが、「すいません、大丈夫です」と答え、足早に去ったという。

 福山は、検察側が読み上げた供述調書で「犯人がコンシェルジュと聞いて恐怖を感じた。事件前と同じ生活が送れなくなった。きちんと懲役刑を受けてほしい」と強く求め、吹石は「帰宅したら鍵が開いており、廊下の向こうに知らない女性がいた。今も不安な日々を過ごしている」と吐露した。

 犯行後、宮本被告は帰宅し、翌日に合鍵を保管場所の金庫に返却。サングラスなどの変装道具はスポーツジムのロッカーに隠し、髪もショートカットに切り、自身のツイッターのアカウントも消去した。

 宮本被告は13年、千葉県内から福山の都内マンション近辺へ引っ越し。昨年7月に求人募集を見て、婦人靴会社からコンシェルジュに転職した。09年に「歌が心に染みた」と福山のファンになり、10年にはファンクラブに入会。福山の影響でギターを始め、テレビ局などの“出入り待ち”を15~16回行い、ライブや映画の舞台あいさつにも行っていた。

 福山が居住していることは「仕事を始めてから知った」。変装道具を用意するなど計画性がうかがえたが、「衝動的にギターを見たい気持ちが高まった。自分の精神的なものが壊れてしまった」と主張した。

 警視庁捜査3課は、福山夫妻が鍵を紛失していなかったことから合鍵が使われたとみて捜査。マンション内の防犯カメラ映像などから宮本被告が浮上し、5月21日に逮捕した。

 田中喜代重弁護士「サングラスや帽子で変装して犯行に及んだ宮本被告は計画的ともとれるが、周到な計画とは言えない。窃盗や傷害目的ではなく、ただ福山さんのギター見たさで家に入っただけなので、住居侵入罪の中では非常に軽微です。一般人同士であれば10万円以下の罰金で済む話で、初犯で懲役1年の求刑は少し重く感じる。著名な芸能人の福山さん、吹石さん夫妻の自宅への侵入は大々的に報じられ、コンシェルジュの立場で職務上、決してやってはいけない悪質な犯行で、社会的な影響は非常に大きい。再発防止へ警鐘を鳴らすため、今回の求刑となったのではないか。懲役1年、執行猶予2~3年、保護観察は付かない判決となるでしょう」

最終更新:9月9日(金)5時5分

スポーツ報知

TEDカンファレンスのプレゼンテーション動画

斬首動画が何百万回も再生されてしまう理由
昔は街の広場で、現代はYouTubeで。歴史を通じ、公開処刑には必ず人だかりがつきものでした。人が処刑というものを、恐ろしく不快に感じながらも、つい気になって見てしまうのはなぜか。フランシス・ラーソンが人間と公開処刑の歴史、中でも斬首刑に焦点を当てて解説したこのトークは、気分の良い内容ばかりではありませんが、同時に興味をそそること間違いないでしょう。