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食べログ点数操作疑惑 渦中の店舗経営者がやり取りの詳細明かす

BuzzFeed Japan 9月8日(木)5時0分配信

「食べログのお店の評価をいきなり3.0に下げられ、不思議に思って連絡をしたら『予約サービス』を利用するよう促されました」ワインバル「ウルトラチョップ」を運営するエッヂ代表取締役の高岳史典氏が、食べログの営業方法への違和感をBuzzFeed Newsの取材に明かした。一体、ウルトラチョップと食べログとの間に何があったのか。
【BuzzFeed Japan / 井指啓吾】

2016年3月、高岳氏に食べログを運営するカカクコムの営業担当者(A氏)から、食べログの説明をしたいと連絡があった。

高岳氏は以前、代理店経由で食べログと契約していたことがあったが、評価のアルゴリズムが不透明だと感じ、契約を解除していた。

説明の場で、以前のように代理店を通さずカカクコムが直接担当し、評価のアルゴリズムは「閲覧数」と「直近のコメント数」が影響を及ぼすとA氏は話した。その内容を受け、高岳氏は、全店舗で食べログと再契約した。

8月、担当営業のA氏からの連絡が途絶え、高岳氏は不安を覚えた。

評価のアルゴリズムは「閲覧数」と「直近のコメント数」が影響を及ぼす、と説明があったのに、評価が上がらない。似たようなコメント数の店の採点と比べても、納得がいかなかった。

要領を得ない回答、募る不信感

再契約を前に、不信感を伝えたメールに返信があったのは2日後。送り主は、以前、「評価のアルゴリズムは『閲覧数』と『直近のコメント数』が影響を及ぼす」と話したA氏ではなく、面識のないB氏からだった。

8月22日17時、B氏とウルトラチョップの麻布十番店で打ち合わせをした。ここでは「A氏は退職した」「A氏が何を言ったか知らないが、評価アルゴリズムのことはよくわからない」と説明された。

不安がさらに増した高岳氏は、その日、「契約延長は少し検討させてほしい」と話し、打ち合わせを終えた。

9月6日、高岳氏は店舗の評価が「3.0」になっていることに気付いた。レビュアーも、レビュー件数も異なる複数店舗の評価が同じ時期に「3.0」になった。違和感を感じた。

B氏に電話すると「そういえばスコアの出し方を何かするとか言ってました」と要領を得ない回答が返ってきた。さらに「こちらからお話したいこともあるので、一旦掛け直してよいですか」と言われた。

しばらくして電話があり、「今回から食べログ予約を利用してもらわないと、検索順位が落ちることになりました」と説明され、自社の予約サービスを営業された。

さらにB氏の上司とみられる人物から電話があった。高岳氏は、契約をどうするかは検討するとして、担当営業の変更を願い出た。

電話の後、高岳氏はFacebookとTwitterに、次の内容を投稿した。

「ウルトラチョップ全店の食べログスコアがいきなり3.0にリセット。そこに担当営業から連絡が来て「食べログのネット予約を使ってもらわないと検索の優先順位を落とします」と。仮にも飲食業界でビジネスするのならばもう少しお客様やお店や業界全体に資する気概はないのかねぇ…(苦笑)」

9月7日正午過ぎ、「食べログ営業部長」の肩書きを持つ人物から、謝罪の電話がかかってきた。言葉に詰まり、平謝りをするような話し方だったという。

また、高岳氏がSNSに投稿した内容について、「たまたまタイミングが悪かっただけで、店舗の評価と営業活動を連携させてはいない」と釈明された。

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最終更新:9月8日(木)12時3分

BuzzFeed Japan