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<台風10号>久慈市被害額 震災上回る可能性も

デーリー東北新聞社 9月8日(木)11時43分配信

 久慈市は7日、台風10号による市内の被害額が5日午前10時現在で、66億1276万円に上ると発表した。被害額の公表は初めて。家屋被害などは含まれておらず、今後調査が進めば金額は増加する見通しだ。分野別では、大規模な浸水被害に見舞われた市中心街の商工関係や、山間部での路肩崩壊などがあった道路関係で被害額が大きい。

 同日の市議会議員全員協議会で市側が報告した。

 市災害対策本部によると、東日本大震災の被害額は310億9015万円。今回の台風被害はこれを上回るか匹敵する規模の被害額に膨らみそうだ。

 最も被害額が大きい商工関係は30億550万円。飲食、小売り、建設、サービスの商業関係402事業所、製造業の工業関係13事業所が被災した。調査の進捗(しんちょく)率は6割程度という。

 次いで道路関係は23億9千万円で、市道の路肩崩壊や路面洗掘など72カ所の被害があった。

 水産関係は4億8067万円、林業関係は3億5444万円、公園関係は2億1800万円、河川関係は6千万円、漁港施設は5300万円、「あまちゃんハウス」など観光関係は1750万円だった。

 家屋や社会教育施設、学校、水道施設は調査中。

 6日現在の家屋被害は1888件。内訳は全壊20件、大規模半壊175件、床上浸水1158件、床下浸水535件。7日午後4時現在、“孤立状態”となっているのは23世帯・45人。避難所には6カ所に14世帯・24人が身を寄せている。

デーリー東北新聞社

最終更新:9月8日(木)11時43分

デーリー東北新聞社