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異例のリオパラリンピック開会式

カンパラプレス 9月8日(木)21時39分配信

テーマは「限界なき心」

 果たして開会式のスタンドは埋まるのか? 競技チケットの売れ行きが伸び悩んでいたリオパラリンピックは、本番直前まで開会式の集客も不安視された。だが、その心配をよそに当日の会場はほぼ満席となり、大会組織委員会は開会式のチケットが完売したことを発表。のんびり屋のブラジル人は直前まで行動しないという習性が如実に表れた。
 8日18時15分(日本時間9日6時15分)に始まった開会式のテーマは「限界なき心」。チャレンジを恐れない障害者アスリートたちのエネルギーを、さまざまなパフォーマンスで表現するというコンセプトだ。

 例えば初っ端に飛び出した、車いすエクストリーム競技のアーロン・フォザリンガムによるアクロバティックな大ジャンプは観客の度肝を抜いた。また国旗掲揚の際、国歌を演奏したブラジル人ピアニストのジョアン・カルロス・マルチンスさんは、両手の指が萎縮する障害を抱えながら聴衆の心を打つ美しい音色を響かせた。あるいはパフォーマンスのトリを務めた両足義足のエイミー・パーディは生活用義足と「板バネ」と呼ばれる競技用義足の両方で、華麗なダンスを披露。前代未聞のロボットアームとの共演で会場を魅了した。エイミーは2014年ソチ冬季大会女子スノーボードクロスの銅メダリストだ。
 彼らのパフォーマンスは会場の観客だけでなく、世界中の人々を魅了したことだろう。

 参加159の国と地域の選手による入場行進もユニークだった。さまざまな障害、色とりどりの衣装に身を包んだ選手団の先頭は、シリアとイラン2人による難民選手団。難民選手団は五輪同様、パラリンピックでも結成された。これにアフガニスタンからアルファベット順に各国が続き、日本選手団も旗手である車いすテニスの上地結衣先導のもと、小さな日の丸の旗を持った選手たちが笑顔でスタンドに手を振った。
 パラリンピック初出場で初めて開会式を経験した陸上の大西瞳は、「あんなにスタンドがいっぱいなんて驚いた。観客の皆さんの声援が嬉しくて感激した」と話している。長時間にわたる入場行進が最後まで賑やかだったのは、盛り上げ上手なブラジル人のおかげといえるだろう。

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最終更新:9月8日(木)21時39分

カンパラプレス

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