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不正支出で偽装? 匿名文書…不明の157万円、庁舎で発見

カナロコ by 神奈川新聞 9/8(木) 10:00配信

 藤沢市で生活保護費約157万円が不正に支出され所在不明になっていた問題で、現金157万円が市庁舎内で見つかったことが7日、分かった。不正支出に関わった人物が偽装工作や返却を試みた可能性もあり、市は引き続き刑事告訴に向けて調査を進めていくとした。

 市によると、現金は4日、市生活援護課の執務室にある金庫と壁の間から発見された。生活保護費の支給時に市が実際に使っている封筒19枚に分けて契印も押されていた。5日に藤沢署で開封して中身を確認したところ、延べ19回あった不正支出額と封筒19枚の納入金額が一致した。

 発見の端緒は匿名の文書で、8月31日から9月6日にかけて、市民の投書箱や庁内メール便、郵便を使って計4回、市に送付された。文書にはいずれも、金庫やキャビネットの周囲をよく調べるようにといった趣旨の文言があった。

 市は「現金の発見をもって不正支出の事実がなかったことにはならない。原因者の特定は引き続き進め、刑事告訴に向けて努力していく」としている。

 不正支出があったのは2013年1~8月。実在する生活保護受給者10人の名義を勝手に使用し、鍼灸(しんきゅう)院で施術を受けたとする医療扶助費名目の架空請求がシステム上に残されていた。

最終更新:9/8(木) 10:00

カナロコ by 神奈川新聞