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「韓国は過去に回帰した」国際事務労連事務総長、拘置所の民主労総委員長と面会

ハンギョレ新聞 9/8(木) 7:53配信

ジェニングス国際事務労連事務総長が訪韓 ハン・サンギュン民主労総委員長と10分間の面談 「2001年イ・ヨンドク委員長との面談は1時間話せたのに」

 6日午後3時50分頃、京畿道義王(イワン)市浦一(ポイル)洞のソウル拘置所。飛行機に20時間乗ってきた国際事務労働組合連合(UNI)のフィリップ・ジェニングス事務総長(63)が、民主労総のハン・サンギュン委員長と初めて対面した。ジェニングス事務総長は格子のはまった窓に手のひらを当て、ハン委員長を「同志」(brother)と呼んだ。「ハン同志は韓国の民主労総委員長であるだけでなく、闘う世界中の労働者たちの委員長だ。国際労働運動はハン同志が釈放されるまで黙っていない」。国際労働機構(ILO)や国際労働組合総連盟(ITUC)、経済協力開発機構(OECD)労働組合諮問委員会(TUAC)も、国際事務労連とともにハン委員長の釈放運動を展開することに同意したからだ。国際事務労連は150カ国900あまりの労働組合、約2000万人の組合員が加入している最大規模の国際産業別労働組合連合だ。

 しかしハン委員長は「私が拘置所にあとどれだけいるかは重要ではない」と首を振った。代わりに公共・金融部門労組のストライキに対する国際的な支持を訴えたという。「朴槿恵(パククネ)政権の反労働政策と財閥の貪欲に対抗する重要な闘争だ。国際的な連帯が絶対に必要だ」。民主労総の公共運輸労組と韓国労総の金融労組は、政府の「成果年俸制」廃止を求め、23日から無期限一斉ストライキに突入する予定だ。2人の初めての面会は10分で終わったが、ジェニングス事務総長は「韓国政府の弾圧にも全く取り乱さないハン委員長に深く感動した」と話した。彼は「ブラジルで開かれる国際統合製造産業別労働組合連盟の世界総会で、ハン委員長のメッセージを伝える」と約束した。

 2000年から国際事務労連の事務総長を務めてきたジェニングス氏は、この日ハンギョレとのインタビューで「ハン委員長に面会し、韓国が過去に回帰したことを体で感じた」と語った。彼は2001年、国民銀行と住宅銀行の合併に反対するストを主導した容疑で拘束されたイ・ヨンドゥク金融労組委員長(当時)に面会しに訪れた時と比較した。当時は法務部が特別面会を許可し、1時間ほど会話を交わした。しかし今回は、警察が監視するなかで古いスピーカーで僅か10分しか話せなかった。彼は「集会を主導したことで民主労総委員長に重刑(1審で懲役5年)が宣告されたことに世界の労働界はすでに驚いていたが、評価基準や労働者の同意を得ずに公共部門に成果年俸制を一方的に推し付ける韓国政府の姿は独裁政権も同然だ」と批判した。彼は「韓国がOECDに加盟してから20年経ったが、民主主義と労働基本権は日増しに後退している」と診断した。

チョン・ウンジュ記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr)

最終更新:9/8(木) 8:07

ハンギョレ新聞